マッチスコア概要レポート
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マッチスコア概要レポートは、アカウント内で有効にされた Endpoint Data Discovery (EDD) ポリシーによる、アカウントのデバイスの最新スキャン結果を示します。たとえば、デバイスのセットに保存されたクレジットカード情報を検出するルールを EDD ポリシーに設定し、別のデバイスのセットに保存された個人の健康情報を検出するようにさらに別の EDD ポリシーを設定したとします。
アクティブな EDD ルールそれぞれに対してマッチスコアが提供されます。マッチスコアは、関連するルールに関して、デバイス上で検出されたコンテンツのマッチ数を示す計算された値です。レポートをマッチスコア別に並び替えると、許容できないレベルの機密データやリスクデータがあるデバイスを探すことができます。次に、デバイスの Endpoint Data Discovery 概要ページを開くと、各ファイルの詳細と、マッチを生んだ特定のコンテンツを確認できます。これにより、各マッチを個別に調べて 誤検知 EDD 関連のレポートまたはページの結果で、ファイルに一致が検出されたが、詳細な調査のうえで一致したコンテンツがリスクのあるデータであるとは考えられない場合。を特定し、デバイスのリスクレベルを判定できます。
レポートの範囲は、各デバイスの前回のフル EDD スキャン Secure Endpoint Agent のプロセスであり、デバイスのハードドライブ上のファイルを開いて分析し、Endpoint Data Discovery ポリシーで定義したリスクのあるコンテンツを特定します。DAR コンポーネントも参照してください。 中に収集された情報と、その後の差分スキャンに限定されます。EDD スキャンの所要時間は数時間から数日です。レポートの実行時にデバイス上でスキャンが進行中の場合、そのスキャンから得られたデータは含まれません。新しいアクティベーションでは、このレポートにデータが反映されるまで数日かかる場合があります。
レポートページでは、Absolute ビューまたはデータの可視性カテゴリーからこのレポートにアクセスできます。

マッチスコア概要レポートは、 エージェントステータス デバイスの Secure Endpoint Agent の動作状態。可能な値は、アクティブ (デバイスのエージェントが Absolute モニタリングセンターに接続していることを示す)、非アクティブ (以下のいずれかを示す: デバイスが別のアカウントに移動されている、デバイスが登録解除されたが再アクティブ化が設定されている、または工場でデバイスの Persistence が有効になっているがデバイスがまだ Absolute モニタリングセンターにコールしていない)、無効 (エージェントが削除対象となっている、または登録解除されたデバイスから削除されていることを示す)です。非アクティブなデバイスおよび無効なデバイスは、ライセンスを消費しません。 がアクティブに設定されていて、アクティブな Endpoint Data Discovery ポリシーのあるサポートされる Windows および Mac デバイスにのみ適用されます。

マッチスコア概要レポートの情報を確認するには、まず Endpoint Data Discovery (EDD) ポリシーを 1 つ以上のポリシーグループで有効にする必要があります。

デフォルトでは、マッチスコアの概要レポートに適用されているフィルターはありません。そのため、デバイスのマッチスコアがゼロ (0) であっても、EDD ポリシーがアクティブなすべてのデバイスがレポートに表示されます。ただし、1 つ以上のフィルター条件に基づいてフィルターを追加することで、カスタムバージョンのレポートを作成できます。

マッチスコアの概要レポートでは、EDD マッチスコア情報が以下の列にまとめられています。
列 | 説明 |
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デバイス名 |
デバイスの デバイス名 オペレーティングシステムでデバイスに割り当てられた名前。Chromebooks ではデバイス名は適用されないため、Secure Endpoint Console では「Chrome」と表示されます。 および シリアル番号を含む デバイスメーカーによってデバイスに割り当てられた識別番号。Windows デバイスでは、この値はメーカーによって BIOS、マザーボード、シャーシのシリアル番号に対応します。 デバイスのデバイス詳細ページを表示するには、リンク付きのデバイス名をクリックします。 |
ユーザー名 |
エージェントが接続されたときにデバイスにログインしているユーザーのユーザー名 直近のエージェント接続時にログインしているユーザーがいない場合、最後に検出されたユーザー名が表示されます。 |
ポリシーグループ | デバイスが所属するポリシーグループの名前。 |
暗号化 > ステータス |
デバイスの暗号化ステータスの概要。 ![]()
|
スキャン日 | デバイスでスキャンが終了した日付と時刻 (ローカルデバイス時間 オペレーティングシステムでデバイスに割り当てられた名前。Chromebooks ではデバイス名は適用されないため、Secure Endpoint Console では「Chrome」と表示されます。)。 |
合計マッチスコア |
すべての該当する EDD ルールに対して、デバイスで検出されたマッチ数の合計。 この値は、他のマッチスコア列のすべての値を合計したものに等しくなります。値が大きいほど、許容できない量の機密データまたはリスクデータがデバイス上に保存されていることを示すと考えられます。 合計マッチスコアの前に > 記号が付いている場合、検出されたマッチ数が多すぎるためデバイスの直近の EDD スキャンが停止したことを意味します。 |
クレジットカードのマッチスコア |
該当する EDDルールに対して、デバイスで検出されたマッチ数の合計。 マッチスコアの計算値は、ルールのタイプとコンテンツのタイプに応じて変化します。列にヌル値が含まれる場合、マッチが見つからなかったか、または関連するルールが EDD ポリシーで有効ではないことを意味します。 |
ローカル AI モデル | |
個人医療情報マッチスコア | |
個人金融情報マッチスコア | |
社会保障番号マッチスコア | |
暗号化済みマッチスコア | |
<カスタム EDD ルール > マッチスコア マッチスコア列は、ポリシーエリアに発行された各カスタム EDD ルールごとに、そのルールがデバイスのスキャンに使用されていない場合にも表示されます。データを含まない列を削除して、レポートを絞り込むことができます。 |
マッチスコア概要レポートでは、特定の情報を検索することができます。
また、列を追加することで、レポートにその他の情報を含めることもできます。たとえば、カスタムルールをレポートに含めるように設定した場合、それぞれのマッチスコアを示す列を追加できます。
