Secure Endpoint リリースノート - バージョン 9.2 ホットフィックス

このトピックでは、Secure Endpoint 9.2 のリリース以降のすべてのホットフィックスに含まれるソフトウェアの変更点について説明します。なお、ここで説明する変更点の他にも、これらのホットフィックスには一般的なシステム機能強化が含まれ、製品のセキュリティ、パフォーマンス、安定性が改善されていることに注意してください。

Secure Endpoint Agent に適用されるソフトウェアの変更点を確認するには、Secure Endpoint Agent リリースノート - バージョン 9.2 ホットフィックス を参照してください。

お客様のアカウントに関連付けられているAbsolute 製品ライセンスに応じて、以下の機能、機能強化、修正の一部が利用できない場合があります。

機能/エリア 詳細
アンチマルウェア

  • これまでは、一部の Mac デバイスで Microsoft Defender の検出が失敗していました。この問題が修正されました。
API 管理

  • システムがトークンを更新するときに、API トークンの最終変更日が更新されることがなくなりました (トークンの期限切れなど)。
Chromebook のサポート

  • Chromebook のマイファイルの容量が常に Google アカウントから同期され、容量レポート列に表示されるようになりました。その他の容量は無視されます。
コンソールの移動

  • デバイスを検索フィールドを使用してデバイスを検索して選択した後、Absolute ロゴをクリックしても、404 Resource not found エラーが発生することがなくなりました。
デバイスグループ
  • スマートデバイスグループのパフォーマンスを改善するため、Absolute アカウントによって使用されていないデータフィールドは、スマートグループフィルターの選択肢から外れるようになりました。例えば、以下のカテゴリーで複数のフィールドを削減しました。
    • CPU
    • ディスプレイ
    • キーボード
    • メモリー
    • ボリューム
    • その他

    現在利用可能なフィルターフィールドのリスト全体を確認するには:

    1. デバイスページに移動し、既存のスマートデバイスグループを開きます。
    2. アイコンをクリックします。
    3. 最初のフィールドをクリックし、利用可能なフィールドのリストをスクロールします。
  • これまでは、フィルターが新しいスマートデバイスグループに追加された後、デバイスデータが変更されるため、グループのメンバーシップを適切に再評価できない場合がありました。この問題が修正されました。

  • 多数のデバイスを含むスマートデバイスグループを開いたり並び替えたりする場合のページの読み込み速度が早くなりました。
Extended Resilience/Playbook
  • Extended Resilience 機能に関連付けられている権限が、以下のように更新されました。
    • Extended Resilience ポリシーをアクティブ化または非アクティブ化するために必要な権限が、ポリシーの管理権限のみとなりました。その結果、Extended Resilience 権限が、ユーザー管理の「役割」ページから削除されました。
    • デバイス詳細で Extended Resilience フィールドを表示するには、ポリシーの表示権限が必要です。
    • Playbook を実行するには、Playbook 実行の実行権限が必要になりました。その結果、Playbook 実行の管理権限が、ユーザー管理の「役割」ページから削除されました。

    すべてのデフォルトの管理者役割には、これらの新しい権限が付与されています。
フリーズ

  • フリーズした Windows デバイス上でフリーズ (DFZ) コンポーネントがアップグレードされた場合、そのフリーズはデバイスから削除され、コンソールではリクエストのアクションステータスがフリーズに失敗に更新されていました。この問題が修正されました。
履歴イベント

  • イベントページをスクロールすると、概要エリアで、一部のイベントに誤ったイベント詳細情報が表示される場合がありました。この問題が修正されました。
機能/エリア 詳細

Absolute API
  • メッセージリソースで、以下のエンドポイントが利用できるようになりました。
  • マニュアルのはじめに:ドキュメントのリクエストを作成セクションに、Bash コーディング言語のスクリプトサンプルが含まれるようになりました。もっと見る
アプリケーションの健全性

  • デバイス上のアプリケーションのステータスが「異常あり」と報告された場合、多くの健全性チェックの失敗に対して、そのステータスのトラブルシューティングに役立つ追加の詳細情報が利用できるようになりました。アプリケーションページで、デバイスリストビューからデバイスの行をクリックすると、この情報を確認できます。
Application Resilience
Chromebook のサポート
  • Chromebooks 拡張機能の新しいバージョンがリリースされました。拡張機能のバージョン 2661 では、フリーズ解除コードを使用したデバイスのフリーズ解除への改良が加えられました。フリーズを参照してください。
デバイス利用状況
  • これまでは、ユーザープロフィール言語をスペイン語に設定していた場合に、カスタム日付範囲を使用してデバイス分析レポートを作成しようとすると、開始日よりも早い終了日を選択できていました。この問題が修正されました。
Extended Resilience/Playbook
  • Extended Resilience が、Absolute Firmware Persistence バージョン 2.x.x.x 以降を実行する Windows デバイスでサポートされるようになりました。
  • Extended Resilience ポリシーがデバイスのプロビジョニングを処理している間に必要な再起動が 2 回になりました。これまでは、3 回または 4 回の再起動が必要でした。

  • Windows デバイスの場合、Firmware Persistence バージョンフィールドに、「2.0」ではなく 4 桁のバージョン番号 (2.x.x.x) が表示されるようになりました。以下の点に注意してください。

    • デバイスごとに、コアエージェント (rpcnet) が Absolute Monitoring Center への次回のスケジュール済み接続を実行するまで、このフィールドは新しい値に更新されません。

    • このフィールドに基づくスマートデバイスグループがある場合、この変更の結果、グループのメンバーシップが再評価されることがあります。

    この機能強化は、Persistence 1.0 を実行するデバイスには適用されません。

  • 以下のフィールドは、クエリ文字列など、ファイルパスの後に文字を含む URL をサポートするようになりました。
    • ゴールデンイメージの復元 Playbook の ホストイメージ URL フィールド
    • ファイル操作 (追加または削除) Playbook の ホストファイル URL フィールド
フリーズ
  • フリーズ解除コードを使用して Windows または Mac デバイスのフリーズを解除する際、デバイスのフリーズメッセージの下に入力フィールドが表示されるようになりました。このフィールドにフリーズ解除コードを入力し、Enter または Return を押すとデバイスがフリーズ解除されます。もっと見る
  • フリーズ解除コードを使用して Chromebook デバイスをフリーズ解除する場合、入力フィールドにフリーズ解除コードを入力した後、Enter を押すようになりました。ロック解除ボタンは削除されました。
  • ユーザー役割にフリーズ削除の管理権限が付与されていない場合、デバイス詳細でデバイスのフリーズ解除コードを確認できなくなりました。
レポート
  • 非常に多数のデバイスを含むデバイスレポートの応答性とパフォーマンスが改良されました。
  • これまでは、基本ライセンス > 名前: 空欄であるフィルターを使用してデバイスレポートまたはページをフィルタリングした場合、誤った結果が返されることがありました。この問題が修正されました。
ServiceNow の統合

  • Absolute Connector は、すべてのケースで、デバイスの長いシリアル番号ではなく短いシリアル番号を ServiceNow に同期するようになりました。
Web 利用状況
  • これまでは、Web 利用状況 (過去 7 日間) レポートで 2 つのウェブサイトの比較を試みたときに、すでにチャートに追加されていないウェブサイトを比較することはできませんでした。この問題が修正されました。
ワイプ
  • サニタイズ証明書に、デバイスでワイプ操作が開始された日時が含まれるようになりました。この日時は、証明書をダウンロードしたユーザーのユーザープロフィールタイムゾーンで表されます。また、ラベルが実施日から開始日と時間に更新されています。
機能/エリア 詳細
エージェント管理

  • 以下のインストーラーのダウンロードパッケージに、インストール手順が記載された readme ファイルが含まれるようになりました。

    • Windows 用コアエージェント
    • Mac 用コアエージェント
Application Resilience

  • Tenable Nessus Agent バージョン 10.8.x 以降が自動復活の対象となりました。

  • Cisco Secure Endpoint バージョン 8.x 以降が自動復活の対象となりました。さらに、このアプリケーションの以降のバージョンでは、アンインストールパラメーターをポリシー設定に含めることができるようになりました。

  • 一部のケースで、Netskope アプリケーションを非適合デバイスに再インストールできない場合がありました。この問題が修正されました。
認証設定

  • すべてのデフォルトのユーザー役割が、認証設定の以下の構成のステータスを表示できるようになりました。

    • シングルサインオンと SCIM の統合
    • 2 要素認証

    認証の表示権限は必要ありません。
ダッシュボード

  • これまでは、ダークデバイスウィジェットのタイムラインに間違った年が表示されることがありました。この問題が修正されました。
Extended Resilience
  • デバイスがその Extended Resilience ポリシーを無効化する指示を受信したときに、スーパーバイザーパスワードの管理リクエストが進行中であった場合、スーパーバイザーパスワードの管理リクエストが正常に処理されるようになりました。
フリーズ

  • デバイスがそのパスコードを使用してフリーズ解除された場合、システムが同じフリーズ削除済みメール通知を 2 回送信することがなくなりました。
ジオロケーション
  • デバイスの位置履歴ページをエクスポートし、位置情報の技術タイプが ipResolution であった場合、エクスポートしたレポートの以下の列は空欄になります。
    • 緯度
    • 経度
    • 番地
  • デバイスの位置履歴ページで、IP 位置情報の アイコンがタイムラインで欠落している場合がありました。この問題が修正されました。
  • これまでは、Mac デバイスで検出された最寄りの Wi-Fi アクセスポイントのリストが、デバイスの履歴ページで報告されないことがありました。この問題が修正されました。
  • いくつかのケースで、システム設定 > プライバシーとセキュリティ > 位置情報サービスで利用可能なアプリケーションのリストに「Absolute Secure Endpoint」が含まれていなかったため、Absolute がデバイスの位置情報を検出することを Mac デバイスユーザーが許可できませんでした。この問題が修正されました。
履歴 > イベント
  • パブリック IP 位置情報が更新されましたイベントについて、位置情報をクリックしたときに緯度と経度のプロパティが表示されなくなりました。IP 位置情報は精度が低いため、これらのプロパティは妥当ではありません。
  • Playbook が成功しましたイベントの名前が、Playbook が完了しましたに変更されました。
ライセンス管理

  • ライセンス変更リクエストの送信時に、一度に更新できるデバイスの最大数が 10,000 から 50,000 に増加しました。50,000 個以上のデバイスを選択した場合、レポートの最初の 50,000 個のデバイスのみが処理されることを示す確認ダイアログが表示されるようになりました。

  • 一部の稀なケースで、以下の問題が発生することがありました。

    • 「製品のレポートを作成」ページの「利用可能」列で、ライセンス数がマイナスで表示される

    • 一部の非アクティブなデバイスがライセンスを消費する

    • 複数のライセンスが単独のデバイスに割り当てられる

    これらの問題が修正されました。
Reach スクリプト

  • 以下の Windows PowerShell スクリプトが、設定エリアのスクリプトライブラリで使用できるようになりました。

    • Enable Location Services
レポート

  • 一部の稀なケースで、毎日、毎週、または毎月を選択した後、繰り返しフィールドが繰り返しなしに戻ることが原因で、レポートをスケジュールできない場合がありました。この問題が修正されました。
ルール
  • パブリック IP 位置情報が更新されましたイベントによってルールがトリガーされた場合、メール通知に、デバイスの新しい位置情報は精度が低い可能性があることが記載されるようになりました。
一括デバイスアクションファイルのアップロード
  • 一括リクエストを使用して 500 個以上のデバイスに対してデバイスアクションを送信する場合、そのリクエストのアクションリクエストページに、デバイスごとに次の情報が表示されることがありました。
    • デバイス名が「データなし」
    • アクションステータスが「保留中」のまま更新されない

    この問題が修正されました。
機能/エリア 詳細
コアエージェントの更新

  • コアエージェント (rpcnet) が更新され、パフォーマンス、安定性、セキュリティを改善しました。

    Absolute では、今後数か月にわたり、この更新の段階的な展開を継続する予定です。新しいコアエージェントのバージョンは次のとおりです。

    • Windows:6004
    • Mac:7000

    エージェントの自動更新が有効な場合、新しいエージェントがお客様のアカウントで利用可能になると、デバイスは自動的にアップグレードを開始します。段階的にアプローチするため、すべてのデバイスが更新されるまで、数か月間かかる場合があることに注意してください。

    デバイスのコアエージェントがアップグレードされたかどうかを検証するには、デバイスのデバイス詳細ページでエージェントフィールドを確認します。

    新しいコアエージェントは、2025 年春のリリースでエージェントインストーラーに追加されます。その時までは、引き続き既存のインストーラーを使用して、エージェントを新しいデバイスに展開することができます。デバイスのコアエージェントは、新しいバージョンが利用可能になると自動的にアップグレードされます。
EDD スキャンの除外 (New!)
  • EDD スキャンからファイルとフォルダーを除外できるようになりました。

    EDD スキャンの結果を確認すると、除外したいファイルやフォルダーがあることに気が付く場合があります。ポリシー > EDD ルールエリアの新しい「スキャンの除外」ページで、今後すべての EDD スキャンから指定のフォルダーまたはファイル拡張子を除外するための「スキャンの除外」を作成できるようになりました。

    もっと見る
ジオロケーション追跡

  • デバイスのプライマリ位置情報を判断するために、その他のジオロケーション技術 (Wi-Fi および OS 位置情報) が利用できない/無効である場合に、IP 位置情報を使用するかどうかを制御するアカウントレベルの設定を構成できるようになりました。

    この設定を有効にすると、IP 位置情報が報告されます。

    • 位置情報は都市レベルまでしか解決されません。

    • 位置情報の隣に警告アイコン が表示され、位置情報はデバイスのパブリック IP アドレスに基づくものであり、位置情報の精度は低い場合があることを示します。

    • コンソールのマップまたはメール通知では、位置情報マーカーは表示されません。

    • パブリック IP 位置情報が更新されましたイベントが記録されます。

    既存のアカウントでは、ジオロケーション設定はデフォルトで有効です。2025 年 1 月以降に作成された新しいアカウントでは、この設定はデフォルトで無効です。デフォルト設定を問わず、必要に応じて更新することができます。

    ジオロケーション設定の詳細を見る

  • これまでは、マップビューでジオフェンスを表示オプションを選択すると、アクションルールに関連付けられているジオフェンスが表示されませんでした。この問題が修正されました。
履歴 > イベント
  • 以下のイベントがイベント履歴に記録されるようになりました。
    • ジオロケーション設定が更新されました

    • パブリック IP 位置情報が更新されました

      このイベントは、ジオロケーション設定が有効で、Wi-Fi および OS 位置情報が利用できないまたは無効な場合にのみ記録されます。
モバイルバージョンのコンソール (New!)

  • Secure Endpoint Console のモバイルバージョンが利用できるようになりました。モバイルコンソールは、スマートフォンとタブレットの両方で最適なユーザーエクスペリエンスを提供します。

    現在のリリースでは、モバイルコンソールから以下のアクションを実行できます。

    • デバイスの検索および表示
    • デバイスのフリーズおよびフリーズ解除
    • デバイスの所在不明または発見の報告

    もっと見る

    Absolute Control モバイルアプリはサポート対象外となります。Apple App Store または Google PlayStore からこのアプリをダウンロードした場合、デバイスのホーム画面から削除してください。
レポート

  • デバイスの EDD 概要ページをユーザー定義レポートとして保存した場合、レポートのデバイスフィルターを編集することができなくなりました。
ユーザー管理

  • ユーザー役割エリアで、以下の権限が利用できるようになりました。

    • パッチの脆弱性

    • セキュリティの脆弱性

    • ワークフロー

    これらの権限は、新しい脆弱性機能とワークフロー機能へのアクセス権を付与するものです。もっと見る
脆弱性とワークフロー (New!)

  • このリリースでは、Secure Endpoint Console からアクセスできる 2 つの新しい機能が導入されました。

    脆弱性機能では、オペレーティングシステムとアプリケーションのパッチをデバイスに展開できる一方、ワークフロー機能ではカスタムタスクシーケンスを作成および管理できます。まとめると、これらの機能には以下のようなメリットがあります。

    • OS およびソフトウェアの既知の問題に対処するパッチの展開を迅速化します。

    • レポート機能が改善され、リスクエクスポージャーに基づいてデバイスの優先順位を付けることができます。

    • OS およびソフトウェアの問題に対処するため、分散されたデバイスでも可視性とコンプライアンスを継続的に確保できます。

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