エージェントの自動更新を管理する
デフォルトでは、新しいバージョンがリリースされると、デバイスは自動的に最新のエージェントバージョンに更新されます。
お客様の組織のニーズに応じて、アカウント内のデバイスにインストールされている Secure Endpoint Agent のバージョンを管理することができます。自動エージェント更新を無効にすると、特定のバージョンの Secure Endpoint Agent を残すことができ、新しいエージェントバージョンへの更新を自分の裁量で行うことができます。
自動エージェント更新を無効にした後は、いつでも再度有効にできます。
エージェントの各バージョンで導入された新しい機能、特徴、修正については、エージェントのリリースノートを確認してください。


自動エージェント更新を長期間にわたって無効にすることを計画している場合、それによって以下の影響が生じることを慎重に検討することが推奨されます。
- 現在のバージョンの Secure Endpoint Agent は、新しくアクティブ化したデバイスを含めて、お客様のアカウント内のすべてのWindows および Mac デバイスに割り当てられています。新しいバージョンのエージェントがリリースされても、デバイスは更新されません。
- 新しいバージョンのエージェントには、新しい機能、重要なバグ修正、およびセキュリティの機能強化が含まれている場合がありますが、それらはご使用のデバイスに適用されません。
- エージェントバージョンをデバイスに割り当てるとエージェントは更新されなくなりますが、Secure Endpoint Console の更新は行われます。コンソールはウェブベースの SaaS ソリューションであるため、常に最新バージョンの Absolute に設定されています。そのため、新しいバージョンの Absolute がリリースされるたびに、コンソールで利用可能な機能や特徴が、デバイスに指定されたエージェントバージョンでサポートされなくなるおそれがあります。
- Absolute のエージェントバージョン管理ポリシーに従って、お客様のアカウントは最大 18 ヶ月にわたり、特定のエージェントバージョンにとどまることができます。その特定のバージョンのサポート終了が近づくと、新しいエージェントバージョンを割り当てる、または自動エージェント更新を再度有効にすることで、デバイスのエージェントを更新する必要があるという通知がお客様に送信されます。

Absolute テクニカルサポートは、Secure Endpoint Agent の各バージョンの初回リリース日から最大 18 ヶ月にわたりサービスを提供します。
サポートされるバージョンで発見された不具合の解決策 (重大度を問わず) は、最新バージョンに適用されます。
バージョン 7.20 で問題の出現が検出されたが、最新バージョンが 7.21 であったとします。不具合を修正するため、Absolute はバージョン 7.21 の後にホットフィックス 7.21.0.1 をリリースします。バージョン 7.20 は変更されないままとなります。 |

デバイスが自動的に最新のエージェントバージョンに更新されないようにするには:
- バージョンコントロールを管理する権限を持つユーザーとして、Secure Endpoint Console へログインします。すべてのデフォルトの管理者役割にはこの権限が付与されています。
-
ナビゲーションバーで、
設定 >
エージェント管理をクリックします。
エージェント管理ページが開き、Absolute によるエージェント更新の管理を許可スライダーが表示されます。スライダーが緑色の場合、この設定が有効です。デバイスは、新しいエージェントバージョンがリリースされたときに更新されます。グレーの場合、この設定はすでに無効になっています。
- 緑色のスライダーをクリックすると無効になります。
-
確認ダイアログが表示されたら、
をクリックします。
ページが更新し、最新のエージェントバージョンに続いて、そのバージョンに割り当てられているポリシーグループのリストが表示されます。スライダーがオフ (グレー) に設定されます。エージェントバージョンに以下のラベルが適用されます。
- LATEST: このエージェントバージョンが最近リリースされたバージョンであることを示します。
- DEFAULT: このエージェントバージョンが自動的にすべての新しいポリシーグループに割り当てられることを示します。
新しいバージョンの Secure Endpoint Agent がリリースされても、デバイスは更新されません。

アカウントで自動エージェント更新が無効になっている場合、再度有効にすることができます。
アカウントの自動エージェント更新が無効かどうかを判断するには、エージェント管理ページにある、Absolute によるエージェント更新の管理を許可スライダーの設定を確認します。スライダーがグレーの場合、設定は無効であり、緑色の場合は設定が有効です。
エージェントの自動更新を有効にすると、すべてのポリシーグループに最新のエージェントバージョンが割り当てられます。次回エージェントが Absolute モニタリングセンターに接続したときに、すべてのデバイスが自動的に該当するエージェントバージョンに更新されます。

自動エージェント更新を有効にするとすぐに、自動エージェント更新を直後に再び無効にした場合でも、以前のエージェントバージョンはすべて利用できなくなります。これは、Secure Endpoint Agent はダウングレードできないためです。
管理者がエージェントの自動更新を無効にし、すべてのポリシーグループにエージェントバージョン 7.20 が割り当てられました。これから 6 ヶ月の間に、3 種類の新しいバージョンのエージェントがリリースされます。最新バージョンである 7.20.0.3 に、管理者がデバイスに適用したい機能強化が含まれています。管理者はエージェントの自動更新を再び有効し、すべてのポリシーグループにエージェントバージョン 7.20.0.3 が割り当てられます。管理者はその後すぐに心変わりをし、自動エージェント更新を再び無効にしました。エージェントのダウングレードはサポートされていないため、エージェントバージョン 7.20 は利用できません。次回 Absolute モニタリングセンターに接続したときに、すべてのデバイスがエージェントバージョン 7.20.0.3 に更新されます。 |
そのため、新しいエージェントバージョンをテストしたい場合、またはすべてのデバイスを更新することについて変更する可能性がある場合は、いくつかのテストデバイスで最新のエージェントバージョンをテストするまで、自動エージェント更新は有効にしないでください。

エージェントの自動更新を有効にするには:
- バージョンコントロールを管理する権限を持つユーザーとして、Secure Endpoint Console へログインします。
-
ナビゲーションバーで、
設定 >
エージェント管理をクリックします。
Absolute によるエージェント更新の管理を許可スライダーはオフ (グレー) に設定されています。
- スライダーをクリックして有効にします。
- 確認ダイアログが表示されたら、 をクリックします。
ページが更新され、すべてのポリシーグループが最新バージョンの Secure Endpoint Agent に割り当てられていることが表示されます。スライダーがオン (緑色) に設定されます。