Secure Endpoint 10.1 リリースノート
このトピックでは、Secure Endpoint 10.1 に含まれるソフトウェアアップデートについて説明します。ここに記載された特定の変更のほかに、リリースごとに、セキュリティの強化、パフォーマンスの最適化、全体的な安定性の向上を目的としたより広範囲なシステムの機能強化も含まれます。
Secure Endpoint Agent に適用されるソフトウェアアップデートを確認するには、Secure Endpoint Agent リリースノート - バージョン 10.1 ホットフィックス を参照してください。
お客様のアカウントに関連付けられているAbsolute 製品ライセンスに応じて、以下の機能、機能強化、修正の一部が利用できない場合があります。
機能強化
攻撃者による悪影響、誤設定、またはヒューマンエラーを制限するため、システム管理者はアカウントごとに 1 日に送信できるアクションの最大合計数を設定できるようになりました。
サポートされるデバイスアクションごとに独自の設定があり、以下の Absolute の推奨値に設定されますが、この値はカスタマイズ可能です。
| デバイスアクション | 日次しきい値のデフォルト値 |
|---|---|
|
ファイル削除 |
500 |
|
フリーズ |
500 |
|
フリーズ削除 |
100,000 |
| Playbook を実行 | 500 |
| スクリプトを実行 | 20,000 |
|
メッセージを送信 |
100,000 |
| デバイスの登録解除 | 100,000 |
|
ワイプ |
500 |
フリーズ削除アクションを除き、すべての設定はデフォルトで有効になっています。
日次しきい値は、コンソール、Absolute API、またはアクションルールによって送信されたアクションに対して適用されます。
日次しきい値に到達した後は、ユーザーのユーザー役割に新しいアカウントしきい値設定の権限が付与され、しきい値の上書きを選択するまで、新しいリクエストを送信することはできません。
- ユーザー開始 Playbook に以下の機能強化が追加されました。
- ユーザーが開始した Playbook がデバイスでリクエストされると、デバイス詳細にバナーが表示されるようになりました。このバナーでデバイスの Playbook パスコードを確認できます。
アクション履歴で、ユーザー開始 Playbook の Playbook 実行リクエストの進捗状況を追跡できるようになりました。デバイスの Playbook パスコードも表示されます。
システムアップデートは以下のコンソールページで利用できます。
デバイス詳細 > アクション
履歴 > アクションリクエスト
履歴 > アクション
- ユーザー開始 Playbook に対する Playbook 実行リクエストがデバイスで処理されたときに、以下のイベントの1つがイベント履歴に記録されるようになりました。
- Playbook が失敗しました
- Playbook が完了しました
- 新しい Playbook 実行リクエストにより、保留中のユーザー開始 Playbook が新しいユーザー開始 Playbook に置換された場合、Playbook が置換されましたイベントがイベント履歴に記録されるようになりました。
- デバイス適格性に関する以下の機能強化が追加されました。
Playbooks > ステータス列をデバイスレポートに追加する際に、Playbook > ステータス詳細列も追加できるようになりました。この列には、Playbooks のステータスが未対応や有効ではありませんである場合に、デバイスをトラブルシューティングするのに役立つ追加情報が含まれます。もっと見る
ステータス詳細は、デバイスの詳細 > 概要ページにも表示されます。詳細をツールチップで表示するには、Playbookフィールドの
アイコンの上にカーソルを合わせます。- ポリシー > ポリシーグループエリアでポリシーグループを表示する場合、ポリシーグループのいずれかのデバイスに Playbook を実行する資格がないと、Playbook ポリシーの隣に
アイコンが表示されるようになりました。このアイコンをクリックすると、Playbooks > ステータスとPlaybook > ステータス詳細のレポート列を含むレポートを確認できます。もっと見る - Secure Endpoint Agent バージョン 10.0.0.2 以前がポリシーグループに割り当てられている場合、そのポリシーグループの Playbooks ポリシーをアクティブ化することはできません (アクティベーションスライダーがグレー表示されます)。これは、ポリシーグループのデバイスに Playbook を実行する資格がないためです。
不適格なデバイスのトラブルシューティングを支援するため、以下のレポート列を任意のデバイスレポートに追加できるようになりました。
ブート情報 >
- ブートオーダーロック済み
- Microsoft サードパーティ UEFI CA
- セキュアブート
- TPM >
- アクティブ化済み
- 有効
- 所有
- 仕様バージョン
- Playbook 実行リクエストを送信するときに、1 つ以上のデバイスでセキュアブートが無効になっている場合、Playbook 実行ダイアログに警告バナーが表示されるようになりました。
- デバイスで Playbook 実行リクエストが進行中で、そのデバイスの Playbook ポリシーが無効化されている場合、イベント履歴に Playbook がキャンセルされましたイベントが記録されるようになりました。
- 複数のアクションを含む Playbook の Playbook 実行リクエストを送信する場合、アクションの実行順序を変更できるようになりました。リスト内の順序を変更するには、アクションをドラッグアンドドロップします。もっと見る
- Playbook 実行アクションで、デュアル認証の上限がサポートされるようになりました。
Application Resilience ポリシー設定中にアップロードされたインストーラーファイルは、アップロードの時点および 1 週間ごとに、自動的にマルウェアスキャンが実行されるようになりました。スキャンの結果潜在的な脅威が検出された場合、管理者に通知され、ファイルを承認するか、または削除することができます。7 日経っても対処されなかった脅威は、自動的に削除されます。この機能強化により、ファイルがポリシーで使用されたり、デバイスに展開される前に、そのファイルの安全性を確保することができます。もっと見る
プログラムによるトークンのローテーションでは、Absolute コンソールでの手動介入なしで、API トークンが期限切れとなる前に交換することができます。トークン設定でこのオプションを有効にすると、統合スクリプトまたは直接 API コールを使用して、Absolute API 経由でトークンのライフサイクルをプログラムにより管理することができます。もっと見る
プログラムによるトークンのローテーションをサポートするため、以下のエンドポイントが Absolute API に追加されました。
-
GET /v3/configurations/tokens/{tokenID}:トークン ID を使用してトークンに関する情報を表示
-
POST /v3/configurations/tokens/{tokenID}/rotate:現在のトークンをそのトークン ID を使用して廃止し、廃止したトークンと置き換えるための新しいトークンを作成
以下のイベントがイベント履歴に記録されるようになりました。
- Playbook が置換されました
- Playbook がキャンセルされました
- アカウントレベルの日次しきい値が更新されました
- しきい値を超えるアクションリクエストが承認されました
- ルールトリガーアクションがアカウントしきい値に達しました
- インストーラーファイルがアップロードされました
- インストーラーファイルが承認されました
- インストーラーファイルが削除されました
- インストーラーファイルスキャンに成功しました
- インストーラーファイルスキャンが未完了です
- インストーラーファイルのスキャンで脅威が検出されました
- API トークンが置き換えられました
- API トークンが無効化されました
- API トークンが再アクティブ化されました
必要な場合、これらの新しいイベントに基づいてアラートルールを作成することができます。
本リリースで導入された新しい機能および機能強化をサポートするため、以下の権限が追加されました。
- アカウントしきい値設定
この権限は、適切なデフォルト役割に付与されています。例えば、システム管理者はこの権限の管理機能が付与されています。この権限を、ユーザーが作成したカスタム役割に付与するには、各役割の権限を更新します。
改良と修正
| 機能/エリア | 詳細 |
|---|---|
| Absolute API |
|
| AI アシスタント |
|
| API 管理 |
|
| アプリケーション |
|
| Application Resilience |
|
| Chromebook のサポート |
|
| デバイスの登録解除 |
|
| 履歴 > イベント |
|
| ライセンス管理 |
|
| Mac のサポート |
|
| Playbook |
|
| ユーザーの管理と権限 |
|
| Windows のサポート |
|
| ワイプ |
|




