Playbook ポリシーの紹介
お客様のアカウントに関連付けられているAbsolute 製品ライセンスに応じて、Playbook ポリシーが利用できない場合があります。
Playbook ポリシーを使用すると、致命的なシステムエラーによって Windows を起動できない場合に、Windows デバイスを遠隔でリカバリーできるようになります。Playbook 機能 (Absolute Rehydrate とも呼ばれる) では、オペレーティングシステムがロードされる前にデバイスの Playbook がファームウェアレベルで実行されるため、デバイスを復旧することができます。これにより、オペレーティングシステムが機能していない状態ではできなかった変更を、オペレーティングシステムに加えることができます。デバイスのオペレーティングシステムが正常に機能している場合でも、Playbook を実行してデバイスを修復または復旧できることに注意してください。
現在のリリースでは、以下の Playbook を利用できます。
- ファイル操作 (追加または削除)
- イメージから復元
- スクリプトを実行
- ファイルからスクリプトを実行
- レジストリーキーの設定/削除
- マルチ操作
追加リソース
以下のリソースも利用できます。
- Playbook のメリット、ユースケース、機能の詳細については、Absolute リハイドレート データシートをご覧ください。
-
Playbook 機能の紹介と Playbook の実行方法については、Absolute Rehydrate Onboarding Guide を参照してください。
このガイドは英語にのみ対応しています。
- Playbook ポリシーと Playbook の実行方法の詳細については、Learning Hub を確認してください。Learning Hub にアクセスするには、クイックアクセスツールバーの
(ヘルプとサポート) をクリックし、その後リソース > Learning Hubをクリックします。
ポリシーグループで Playbook ポリシーをアクティブ化すると:
- 一意のパスコードが生成され、「デバイス詳細」のデバイスの概要ページに追加されます。もっと見る
- デバイスが次回 Absolute モニタリングセンターに正常に接続した後で、Secure Endpoint Agent の PER コンポーネント スーパーバイザーパスワードの管理リクエストが処理されるときに、デバイスでスーパーバイザーパスワードを管理する役割を果たす、Secure Endpoint Agent の軽量ソフトウェアコンポーネントです。デバイスでの Playbook 実行リクエストの処理も支援します。 が各デバイスにダウンロードされ、アクティブ化されます。
以下を含む追加ファイルもダウンロードされます。
- Absolute Bootloader
- Absolute Recovery Environment Playbook ポリシーをアクティブ化したときにデバイスのファームウェアレベルでインストールされた、カスタマイズされた WinPE イメージ。Absolute Recovery Environment には、各 Playbook に含まれる命令を実施する役割があります。
これらのファイルは、Playbook をファームウェアレベルで実行するために必要になります。各デバイスのリブート後、Bootloader が新しい Playbook リクエストをチェックします。新しいリクエストがある場合、Playbook の指示が Absolute Recovery Environment に渡され、Playbook が実行されます。
多数の Windows デバイスを含むポリシーグループ内のポリシーをアクティブ化する場合、ネットワークの輻輳防止のため、ダウンロードは段階的に行われます。
- Absolute Bootloader およびそのサポートされるファイルを EFI System Partition にインストールします。
- ブート順序を変更して、デバイスが再起動するたびに UEFI ファームウェアが Absolute Bootloader を最初に実行するようにします。
- デバイスを再起動します。
再起動がトリガーされたときにユーザーがログインしている場合、再起動通知が表示されます。この再起動のタイミングは、このポリシーグループの Playbook ポリシーに対してシステム再起動設定を行うことで、カスタマイズできます。もっと見る
- Playbook ポリシー設定をダウンロードし、Absolute Bootloader に適用します。
-
デバイスを再起動します。
再起動がトリガーされたときにユーザーがログインしている場合、再起動通知が表示されます。この再起動のタイミングは、このポリシーグループの Playbook ポリシーに対してシステム再起動設定を行うことで、カスタマイズできます。もっと見る
- デバイスのハードディスクドライブ (HDD) にリカバリーパーティションを作成し、Absolute Recovery Environment をそのパーティションにインストールします。
この手順が完了するまで、最大 24 時間かかる場合があります。
すべての手順が完了すると、デバイスの Playbook ステータスが有効になり、システム開始 Playbook とユーザー開始 Playbook の両方を実行する準備が整います。デバイス詳細ページで、デバイスのプロビジョニングステータスを表示できます。
以降は PER コンポーネントにより、Absolute Bootloader が常にデバイス上に存在し、改ざんされることがなく、最初にブートすることが確実になります。また、Playbook リクエストの受信とステータス更新の送信のため、Absolute モニタリングセンターへの安全な接続も維持されます。
Playbook ポリシーは、以下の要件を満たす Windows デバイスでサポートされます。
| システムコンポーネント | 要件/詳細 |
|---|---|
| オペレーティングシステム |
|
| CPU のアーキテクチャー |
|
| Trusted Platform Module (TPM) |
|
| ファームウェア/BIOS 設定 |
|
| Firmware Persistence のバージョン デバイスのメーカーによって Windows デバイスのファームウェアに組み込まれた Absolute Persistence モジュールのバージョン番号です。このモジュールは Secure Endpoint Agent の健全性を監視し、エージェントが所在不明である、損傷を受けた、または改ざんされた場合に回復させます。可能なバージョンは、1.0 および 2.x.x.x です。 |
|
| 縮小可能なディスク領域 ディスク容量内で、データを失うことなく安全に削減 (シュリンク) できる、移動可能な空き領域です。移動できないファイルは除外されるため、空きディスク領域よりも正確です。 | |
| Secure Endpoint Agent のバージョン |
|
| インターネット接続 |
|
Playbook ポリシーを有効にしたデバイスでは、Windows 高速スタートアップ機能を無効にすることを推奨します。この機能が有効な場合、Absolute Bootloader がファイルを破損するエラーを検出した場合に、デバイスが再起動ループでスタックする可能性があります。再起動ループを停止するには、破損したファイルを削除する必要があります。
デバイスの高速スタートアップを無効にするには、以下の1つを実行します。
-
コントロールパネル > 電源オプション > システム設定に移動し、高速スタートアップをオンにする設定を無効にします。または
-
管理者としてコマンドプロンプトウィンドウを開き、以下のコマンドを実行します。
powercfg /h off
グループポリシーを使用するなど、高速スタートアップを無効化する他の方法については、Windows のマニュアルを参照してください。
ポリシーグループで Playbook ポリシーをアクティブ化する前に、グループ内のデバイスが Playbook のシステム要件を満たしていないか確認できます。また、各デバイスで満たしていない特定の要件を示すレポートを確認することもできます。
適格性をチェックするには:
- ポリシーの管理権限を持つユーザーとして、Secure Endpoint Console へログインします。
- ナビゲーションバーで
ポリシー > ポリシーグループをクリックします。 - ポリシーグループのサイドバーで、チェックしたいポリシーグループをクリックします。ポリシーグループが作業エリアで開きます。
-
Playbook ポリシーのアクティベーションスライダーの左側に
アイコンが表示された場合、ポリシーグループ内の一部のデバイスが、Playbook のシステム要件を満たしていません。デバイス数がアイコンの隣に表示されます。不適格なデバイスを表示するには:
-
アイコンをクリックして、デバイスが Playbook を実行できませんページを開きます。このページがフィルタリングされ、Playbook > ステータスが有効ではありませんまたは未対応である、ポリシーグループ内のアクティブなデバイスを表示します。 -
デバイスごとに、Playbook > ステータス詳細レポート列に含まれる情報を確認します。
-
[オプション] サポートされていない (不適格な) デバイスをトラブルシューティングするには、次のセクションを参照してください。
-
不適格なデバイスの確認が完了したら、
をクリックしてページを閉じます。
-
不適格 (サポートされない) デバイスのトラブルシューティングを支援するため、以下の列をデバイスが Playbook を実行できませんページに追加して、値を確認することで、各デバイスに関する追加のシステム情報を表示できます。これらのレポート列は任意のデバイスレポートにも追加されます。
Playbook の適格性で要求される値が列に表示されなかった場合、問題を解消するためのヒントが提供されます (該当する場合)。
| レポート列 | Playbook の適格性で要求される値 | 詳細/対策 |
|---|---|---|
| エージェントバージョン |
10.0.0.3 以降 |
以前のバージョンが表示された場合、以下のいずれか 1 つが適用されます。
|
| OS > 名前 | Microsoft Windows 10 以降 | オペレーティングシステムが Windows 8.1 以前の場合、アップグレードしてください (デバイスでサポートされる場合)。 |
| CPU > アーキテクチャー |
X86_64 CPU アーキテクチャーのバリエーション |
ARM ベースのアーキテクチャーが報告された場合、デバイスは適格ではありません。 |
| Firmware Persistence > バージョン |
2.x.x.x 以降 |
バージョン 1.0 と表示された場合、デバイスは適格ではありません。Firmware Persistence をアップグレードできません。 |
| カスタムデータ > 縮小可能なディスク領域 |
2 GB 以上 (デバイスプロビジョニング用) イメージから復元 Playbook を実行するには、縮小可能なディスク領域が、ダウンロードした ISO または WIM イメージのファイルサイズよりも大きい必要があります。 |
縮小可能なディスク領域が 2 GB 未満 (イメージから復元 Playbook を実行する場合は 25 GB 未満) の場合、以下の Reach スクリプトを実行します: Absolute partition creation preparation and restoration utility このスクリプトは以下の機能を無効化し、その後ディスクのデフラグを実行してディスクボリュームの空き領域を統合します。
デバイスによっては、これらの変更を適用するために再起動が必要な場合があります。 Absolute partition creation preparation and restoration utility スクリプトの詳細については、スクリプトライブラリーでこのスクリプトの内容を確認してください。 デバイスが完全にプロビジョニングされたら、再度スクリプトを実行し、無効化した機能が復元されていることを確認してください。 |
|
TPM >
|
はい |
「いいえ」と報告された場合、BIOS で関連する TPM 設定を有効にする方法について、メーカーのマニュアルを参照してください。 |
| TPM > 仕様バージョン |
2.0 以降 |
1.2 と報告された場合、TPM をバージョン 2.0 にアップグレードする方法について、メーカーのマニュアルを参照してください。 |
| ブート情報 > ブートオーダーロック済み |
いいえ、またはデータなし |
「はい」と報告された場合、BIOS で Boot Order Locked 設定を無効にする方法について、Lenovo のマニュアルを参照してください。 |
| ブート情報 > Microsoft サードパーティ UEFI CA |
はいまたはいいえ |
この列の値は適格性を示さない場合があります。はい (有効) といいえ (無効) のどちらもサポートされます。 ただし、「いいえ」が報告され、かつセキュアブートが有効な場合、サードパーティー CA がアクティブである必要があります が Playbook > ステータ詳細列に表示された場合、セキュアブートは有効ですが、Allow Microsoft 3rd Party UEFI CA設定 (または同等の設定) が無効になっています。デバイスは適格ではありません。 以下の1つを実行します:
|
ポリシーグループの Playbook ポリシーをアクティブ化して、Playbook を実行するためにそのグループのデバイスをプロビジョニングします。
- デバイスプロビジョニングには 2 GB 以上の空きディスク領域が必要です。もっと見る
- 所要時間は最大 24 時間で、プロセスを完了するためにデバイスが 2 回再起動する必要があります。
Playbook ポリシーをアクティブ化するには:
- ポリシーの管理権限を持つユーザーとして、Secure Endpoint Console へログインします。
- ナビゲーションバーで
ポリシー > ポリシーグループをクリックします。 - ポリシーグループのサイドバーで、更新したいポリシーグループをクリックします。ポリシーグループが作業エリアで開きます。
- [オプション] お使いのデバイスが BitLocker Drive Encryption によって暗号化されている場合、そのデバイスから BitLocker リカバリーキーを収集し、Absolute データベースに保存することを推奨します。この収集を有効にするには、フルディスク暗号化ステータスポリシーの下にあるBitLocker リカバリーキーを収集オプションを選択します。もっと見る
- Playbook の隣にあるアクティブ化スライダーをクリックして、オンに設定します。スライダーがグレー表示の場合、ポリシーをアクティブ化する前にエージェントのアップグレードが必要なことに注意してください。
- このポリシーグループの Playbook ポリシーを初めてアクティブ化する場合、ポリシー設定ダイアログが開きます。ポリシーの設定の詳細については、Playbook ポリシーを設定するを参照してください。
ポリシーがアクティブ化され、「Playbook ポリシーがアクティブ化されました」イベントがイベント履歴に記録されます。Absolute モニタリングセンターへの各デバイスの次回接続時に、PER コンポーネントが展開およびアクティブ化されます。
デバイスが完全にプロビジョニングされると、システム開始 Playbook とユーザー開始 Playbook の両方を実行する準備が整います。
デバイスをプロビジョニングすると、Windows Hello PIN がデバイスから削除されます (PIN が設定されている場合)。デバイスユーザーは、Windows サインイン画面で PIN をリセットするか、パスワードを使用してログインし、後でアカウント > サインインオプションで PIN をリセットすることができます。
この挙動は Absolute リハイドレートに固有のものではありません。これは Microsoft Windows Hello のセキュリティアーキテクチャーに由来するもので、このアーキテクチャーは、Microsoft Passport Key Storage Provider を使用して、プライベートキーをデバイスの Trusted Platform Module (TPM) に TPM ベースのキーシーリングで保存します。
Windows Hello は、資格情報の整合性を維持するために、TPM が測定するブート値を使用します。BIOS またはファームウェアのアップデート、セキュアブートの変更、またはアーリーブートコンポーネントへの修正が原因で、PCR[4] と PCR[7] の両方に変更が発生した場合、TPM は保護されたキーをアンシールできない場合があります。この場合、Windows Hello の資格情報は無効になり、再登録が必要になります。
これは想定されているセキュリティ挙動であり、デバイスの信頼できるブート状態が変更された場合に PIN または生体認証を保護するように設計されています。
ポリシーグループの Playbook ポリシーを非アクティブ化すると、Absolute モニタリングセンターへの次回接続時に、プロビジョニングを解除する指示がポリシーグループのデバイスに送信されます。
プロビジョニング解除プロセスを完了するには、デバイスを再起動する必要があります。
Secure Endpoint Agent は、以下の操作を実行してデバイスのプロビジョニングを解除します。
- Absolute Bootloader、Absolute Recovery Environment、およびプロビジョニング中に追加されたすべてのサポートファイルを削除
- デフォルトのブート順序を復旧
- リカバリーパーティションを削除
- PER コンポーネントを削除
Playbook ポリシーが非アクティブ化され、Playbook 実行リクエストが保留中である場合、リクエストは失敗し、「Playbook がキャンセルされました」または「Playbook が失敗しました」イベントがイベント履歴に記録されます。リクエストがすでにデバイスで進行している場合、Playbook は引き続き実行され、「Playbook が完了しました」イベントが記録されます。
Playbook ポリシーを非アクティブ化するには:
- ポリシーの管理権限を持つユーザーとして、Secure Endpoint Console へログインします。
- ナビゲーションバーで
ポリシー > ポリシーグループをクリックします。 - ポリシーグループのサイドバーで、更新したいポリシーグループをクリックします。ポリシーグループが作業エリアで開きます。
- Playbook の隣にあるアクティブ化スライダーをクリックしてオフに設定します。
ポリシーが非アクティブ化され、「Playbook ポリシーが非アクティブ化されました」イベントがイベント履歴に記録されます。
デバイスは、Absolute モニタリングセンターへの次回接続後にプロビジョニングが解除されます。
デバイスをプロビジョニング解除すると、Windows Hello PIN がデバイスから削除されます (PIN が設定されている場合)。デバイスユーザーは、Windows サインイン画面で PIN をリセットするか、パスワードを使用してログインし、後でアカウント > サインインオプションで PIN をリセットすることができます。もっと見る




