VMware Carbon Black EDR Sensor 向け Application Resilience (自動復活機能) ポリシー
VMware Carbon Black EDR Sensor 向け Application Resilience (自動復活機能) ポリシーを有効にして、Windows デバイスにインストールされている VMware Carbon Black EDR Sensor の機能ステータスに関する情報を収集し、結果をレポートで確認することができます。また、このアプリケーションを修復または再インストールするようにポリシーを設定することもできます。

VMware Carbon Black EDR Sensor 向け Application Resilience (自動復活機能) ポリシーは、以下を実行しているデバイスでサポートされます。
- サポートされているバージョンの Windows オペレーティングシステム
-
PowerShell バージョン 5.1 以降
Microsoft によって課されている PowerShell の制限により、Windows 11 SE を実行しているデバイスでは、このアプリケーションで Application Resilience はサポートされていません。
-
VMware Carbon Black EDR Sensor の以下のいずれか 1 つのバージョン:
-
7.3.x 以降
以降のバージョンでソフトウェアが大幅に変更された場合、健全性チェックが無効になる場合があります。
-

以下の表は、バージョンチェックに加えて実施される健全性チェックの内容について説明します。
以降のバージョンを適合と報告するを選択した場合、健全性チェックを実行することなく、それ以降のバージョンが「適合」と報告されます。
コンポーネント | テスト内容 | ||
---|---|---|---|
サービス | インストール済み | 動作中 | 署名者 |
VMware Carbon Black EDR Sensor (cb.exe) | P | P |
ポリシー設定で入力した署名者の 1 人 署名者にはデフォルトで "Carbon Black, Inc." が含まれます。 |

VMware Carbon Black EDR Sensor 向けApplication Resilience ポリシーは、 Application Resilience (RAR) コンポーネント デバイスにインストールされたサードパーティアプリケーションのステータスを検出する、Secure Endpoint Agent の軽量ソフトウェアコンポーネントです。このコンポーネントがサードパーティアプリケーションを修復するように試みる場合もあります (適合していない場合)。RAR コンポーネントは、デバイスがカスタムポリシーグループに関連付けられ、ポリシーグループのApplication Resilience ポリシーがアクティブになった場合のみデバイスに展開されます。 が、VMware Carbon Black EDR Sensor が機能していない場合は修復し、VMware Carbon Black EDR Sensor が存在しないまたは修復できない場合は再インストールを試みるように設定できます。
お客様のアカウントに関連付けられているAbsolute 製品ライセンスに応じて、レポートと修復オプションおよびレポート、修復および再インストールオプションが利用できない場合があります。
Secure Endpoint Agent の RAR コンポーネントは、次の問題に対応できます。
問題 | 解決策 |
---|---|
修復 | |
VMware Carbon Black EDR Sensor (cb.exe) サービスが動作していない |
RAR コンポーネントがサービスを再起動します。 RAR コンポーネントが VMware Carbon Black EDR Sensor を正常に修復するには、VMware Carbon Black EDR Sensor の設定で改ざん防止を disabledする必要があります。 |
VMware Carbon Black EDR Sensor (cb.exe) サービスがインストールされていない、および、サービスの実行ファイルをデバイスで検出できる |
RAR コンポーネントが所在不明サービスを再インストールします。 RAR コンポーネントが VMware Carbon Black EDR Sensor を正常に修復するには、VMware Carbon Black EDR Sensor の設定で改ざん防止を disabledする必要があります。 |
再インストール | |
ダウングレードはサポートされていません。デバイスにインストールしたバージョンが想定されるバージョンよりも新しい場合、どのアクションも実行されません。 |
|
VMware Carbon Black EDR Sensor (cb.exe) サービスがインストールされていない、および、サービスの実行ファイルをデバイスで検出できない |
RAR コンポーネントが設定されたバージョンのアプリケーションをダウンロードしてインストールします。 RAR コンポーネントが VMware Carbon Black EDR Sensor を正常に再インストールするには、VMware Carbon Black EDR Sensor の設定で改ざん防止を disabledする必要があります。 |
VMware Carbon Black EDR Sensor が修復に失敗した、または想定されるバージョンがインストールされていない |

VMware Carbon Black EDR Sensor が機能していない、または存在しない場合に Secure Endpoint Agent が VMware Carbon Black EDR Sensor を再インストールするには、以下のファイルを利用できるようにする必要があります。
- CarbonBlackClientSetup.exe
- sensorsettings.ini
ファイルを準備するには:
- Carbon Black EDR コンソールから インストール ZIP ファイルをダウンロードします。
- ZIP ファイルの内容を展開します。
-
CarbonBlackClientSetup.exe ファイルおよび sensorsettings.ini ファイルを選択し、それらを新しい ZIP ファイルに追加します。新しい ZIP ファイルには任意の名前をつけることができます。
親フォルダーは ZIP ファイルに入れないでください。EXE ファイルと INI ファイルの名前は変更しないでください。
ZIP ファイルを Secure Endpoint Console にアップロードする、またはユーザー独自のサーバー上でホストすることができるようになりました。

RAR コンポーネントは、プリキャッシュされたインストーラーを確認する際に、以下のファイル名を探します:
コンポーネント | ファイル名 |
---|---|
インストーラー |
CarbonBlackEDR.zip (以下を含む):
|

Application Resilience ポリシーをアクティブ化する前に、ポリシーを設定する必要があります。Application Resilience ポリシーを設定するでの設定に加えて、アプリケーションバージョンを設定する必要があります。
アプリケーションバージョンの設定を行うには:
VMware Carbon Black EDR Sensor のバージョンの下で、デバイスで実行されていると想定される VMware Carbon Black EDR Sensor のバージョンを入力します。
- ターゲットバージョンは、ピリオドで区切られた数字のシーケンスとする必要があります。
- 主要なバージョン番号の後に、ワイルドカード "*" を使用できます (例: 7.*、7.3.*、または 7.3.2.*)。
入力するバージョンが 7.3.* 以降と一致していることを確認します。
レポート、修復および再インストールオプションを選択した場合、Application Resilience ポリシーを設定するの設定に加えて、この設定も行う必要があります。
VMware Carbon Black EDR Sensor 固有の設定を行うには:
[オプション] インストールパラメーターの下で、該当するインストールコマンドラインパラメーターを入力して、ポリシー設定でカバーされていない設定を構成します。利用できるインストールパラメーターについては、VMware Carbon Black EDR Sensor のマニュアルを参照してください。