Qualys Cloud Agent 向け Application Resilience (自動復活機能) ポリシー
Qualys Cloud Agent 向け Application Resilience (自動復活機能) ポリシーを有効にして、Windows デバイスにインストールされている Qualys Cloud Agent の機能ステータスに関する情報を収集し、結果をレポートで確認することができます。また、このアプリケーションを修復または再インストールするようにポリシーを設定することもできます。

Qualys Cloud Agent 向け Application Resilience (自動復活機能) ポリシーは、以下を実行しているデバイスでサポートされます。
- サポートされているバージョンの Windows オペレーティングシステム
- PowerShell バージョン 5.1 以降
-
以下のいずれか 1 つのバージョンの Qualys Cloud Agent:
-
4.x 以降
以降のバージョンでソフトウェアが大幅に変更された場合、健全性チェックが無効になる場合があります。
-
Microsoft によって課されている PowerShell の制限により、Windows 11 SE を実行しているデバイスでは、このアプリケーションで Application Resilience はサポートされていません。

以下の表は、バージョンチェックに加えて実施される健全性チェックの内容について説明します。
以降のバージョンを適合と報告するを選択した場合、健全性チェックを実行することなく、それ以降のバージョンが「適合」と報告されます。
コンポーネント | テスト内容 | ||
---|---|---|---|
サービス | インストール済み | 動作中 | 署名者 |
Qualys Cloud Security Agent (QualysAgent.exe) | P | P |
ポリシー設定で入力した署名者の 1 人 署名者にはデフォルトで "Qualys, Inc" と "Qualys" が含まれます。 |

Qualys Cloud Agent 向け Application Resilience ポリシーは、 Application Resilience (RAR) コンポーネント デバイスにインストールされたサードパーティアプリケーションのステータスを検出する、Secure Endpoint Agent の軽量ソフトウェアコンポーネントです。このコンポーネントがサードパーティアプリケーションを修復するように試みる場合もあります (適合していない場合)。RAR コンポーネントは、デバイスがカスタムポリシーグループに関連付けられ、ポリシーグループのApplication Resilience ポリシーがアクティブになった場合のみデバイスに展開されます。 が、Qualys Cloud Agent が機能していない場合は修復し、存在しないまたは修復できない場合は再インストールを試みるように設定できます。
お客様のアカウントに関連付けられているAbsolute 製品ライセンスに応じて、レポートと修復オプションおよびレポート、修復および再インストールオプションが利用できない場合があります。
Secure Endpoint Agent の RAR コンポーネントは、次の問題に対応できます。
問題 | 解決策 |
---|---|
修復 | |
Qualys Cloud Security Agent (QualysAgent.exe) が動作していない |
RAR コンポーネントがサービスを再起動します。 |
Qualys Cloud Security Agent (QualysAgent.exe) サービスがインストールされていない、および、サービスの実行ファイルをデバイスで検出できる |
RAR コンポーネントが所在不明サービスを再インストールします。 |
再インストール | |
ダウングレードはサポートされていません。デバイスにインストールしたバージョンが想定されるバージョンよりも新しい場合、どのアクションも実行されません。 |
|
Qualys Cloud Security Agent (QualysAgent.exe) サービスがインストールされていない、および、サービスの実行ファイルをデバイスで検出できない |
アプリケーションがインストールされている場合、RAR コンポーネントによってアンインストールされます。アプリケーションがアンインストールされた後、またはアプリケーションがインストールされていない場合、RAR コンポーネントが設定されたバージョンのアプリケーションをダウンロードしてインストールします。 |
Qualys Cloud Agent が修復に失敗した、または想定されるバージョンがインストールされていない |

インストーラーの注意事項:
-
exe ファイルでなければなりません
-
ファイル名は任意です

RAR コンポーネントは、プリキャッシュされたインストーラーを確認する際に、以下のファイル名を探します:
コンポーネント | ファイル名 |
---|---|
インストーラー | Qualys.exe |

Application Resilience ポリシーをアクティブ化する前に、ポリシーを設定する必要があります。Application Resilience ポリシーを設定するでの設定に加えて、アプリケーションバージョンを設定する必要があります。
アプリケーションバージョンの設定を行うには:
Qualys Cloud Agent のバージョンの下で、デバイスで実行されていると想定される Qualys Cloud Agent のバージョンを入力します。
- ターゲットバージョンは、ピリオドで区切られた数字のシーケンスとする必要があります。
- 主要なバージョン番号の後に、ワイルドカード "*" を使用できます (例: 4.* または 4.6.* または 4.6.1.*)。
入力するバージョンが 4.x 以降と一致していることを確認します。
レポート、修復および再インストールオプションを選択した場合、Application Resilience ポリシーを設定するの設定に加えて、これらの設定も行う必要があります。
Qualys Cloud Agent 固有の設定を行うには:
-
インストールパラメーターの下に、Customer ID、Activation ID、および Web Service URI を入力します。以下のフォーマットを使用します:
コピーするCustomerId={xxxxxxxx-xxxx-xxxx-xxxxxxxxxxxx} ActivationId={xxxxxxxx-xxxx-xxxx-xxxx-xxxxxxxxxxxx} WebServiceUri=<platform_url>/CloudAgent/
-
アンインストールパラメーターの下に、アンインストールパラメーターを入力します。以下のいずれかの形式を使用します: