HCL BigFix 向け Application Resilience (自動復活機能) ポリシー
HCL BigFix 向け Application Resilience (自動復活機能) ポリシーを有効にして、Windows デバイスにインストールされている HCL BigFix の機能ステータスに関する情報を収集し、結果をレポートで確認することができます。また、このアプリケーションを修復または再インストールするようにポリシーを設定することもできます。

HCL BigFix 向け Application Resilience (自動復活機能) ポリシーは、以下を実行しているデバイスでサポートされます。
- サポートされているバージョンの Windows オペレーティングシステム
-
PowerShell バージョン 5.1 以降
Microsoft によって課されている PowerShell の制限により、Windows 11 SE を実行しているデバイスでは、このアプリケーションで Application Resilience はサポートされていません。
-
以下のいずれか 1 つのバージョンの HCL BigFix:
-
9.5.x 以降
以降のバージョンでソフトウェアが大幅に変更された場合、健全性チェックが無効になる場合があります。
-

以下の表は、バージョンチェックに加えて実施される健全性チェックの内容について説明します。
以降のバージョンを適合と報告するを選択した場合、健全性チェックを実行することなく、それ以降のバージョンが「適合」と報告されます。
コンポーネント | テスト内容 | ||
---|---|---|---|
サービス | インストール済み | 動作中 | 署名者 |
BES Client (BESClient.exe) | P | P |
ポリシー設定で入力した署名者の 1 人 署名者にはデフォルトで "HCL America Inc." が含まれます。 |

HCL BigFix 向け Application Resilience (自動復活機能) ポリシーは、HCL BigFix が適切に機能していない場合に Application Resilience (RAR) コンポーネント デバイスにインストールされたサードパーティアプリケーションのステータスを検出する、Secure Endpoint Agent の軽量ソフトウェアコンポーネントです。このコンポーネントがサードパーティアプリケーションを修復するように試みる場合もあります (適合していない場合)。RAR コンポーネントは、デバイスがカスタムポリシーグループに関連付けられ、ポリシーグループのApplication Resilience ポリシーがアクティブになった場合のみデバイスに展開されます。 が HCL BigFix を修復し、HCL BigFix が存在しないまたは修復できない場合に再インストールをするように設定できます。
お客様のアカウントに関連付けられているAbsolute 製品ライセンスに応じて、レポートと修復オプションおよびレポート、修復および再インストールオプションが利用できない場合があります。
Secure Endpoint Agent の RAR コンポーネントは、次の問題に対応できます。
問題 | 解決策 |
---|---|
修復 | |
BES Client (BESClient.exe) サービスが動作していない |
RAR コンポーネントがサービスを再起動します。 |
BES Client (BESClient.exe) サービスがインストールされていない、および、サービスの実行ファイルをデバイスで検出できる |
RAR コンポーネントが所在不明サービスを再インストールします。 |
再インストール | |
ダウングレードはサポートされていません。デバイスにインストールしたバージョンが想定されるバージョンよりも新しい場合、どのアクションも実行されません。 |
|
BES Client (BESClient.exe) サービスがインストールされていない、および、サービスの実行ファイルをデバイスで検出できない |
RAR コンポーネントが設定されたバージョンのアプリケーションをダウンロードしてインストールします。 |
HCL BigFix が修復に失敗した、または想定されるバージョンがインストールされていない |

HCL BigFix が機能していない、または存在しない場合に Secure Endpoint Agent が HCL BigFix を再インストールするには、以下のファイルを利用できるようにする必要があります。
- BES Client setup (setup.exe)
- masthead (.afxm)
インストーラーを準備するには:
- HCL BigFix のマニュアルに記載されている手順に従って、BES Client setup (setup.exe) ファイルと masthead (.afxm) ファイルをダウンロードします。
-
setup.exe ファイルと masthead .afxm ファイルを選択し、それらのファイルを新しい ZIP ファイルに追加します。
ZIP ファイルには任意の名前をつけることができます。
ZIP ファイルには親フォルダーまたはサブフォルダーを含めないでください。setup.exe ファイルの名前は変更しないでください。
ZIP ファイルを Secure Endpoint Console にアップロードする、またはユーザー独自のサーバー上でホストすることができるようになりました。

RAR コンポーネントは、プリキャッシュされたインストーラーを確認する際に、以下のファイル名を探します:
コンポーネント | ファイル名 |
---|---|
インストーラー |
BigFix.zip (以下を含む):
|

Application Resilience ポリシーをアクティブ化する前に、ポリシーを設定する必要があります。Application Resilience ポリシーを設定するでの設定に加えて、アプリケーションバージョンを設定する必要があります。
アプリケーションバージョンの設定を行うには:
HCL BigFix のバージョンの下で、デバイスで実行されていると想定される HCL BigFix のバージョンを入力します。
- ターゲットバージョンは、ピリオドで区切られた数字のシーケンスとする必要があります。
-
バージョン番号にはワイルドカード "*" を使用できます。
- 主要なバージョンが 9 で始まる:マイナーバージョン番号の後に、ワイルドカード "*" を使用できます (例: 9.5.* や 9.5.19.*)。
- 主要なバージョンが 10 以降で始まる:主要なバージョン番号の後に、ワイルドカード "*" を使用できます (例: 10.*)。
入力するバージョンが 9.5.x 以降と一致していることを確認します。
HCL BigFix 固有の設定を行うには:
[オプション] 追加インストールコマンド の下で、該当するインストールコマンドラインパラメーターを入力して、ポリシー設定でカバーされていない設定を構成します。利用可能なパラメーターの詳細については、HCL BigFix のマニュアルを参照してください。