Avast Antivirus 向け Application Resilience (自動復活機能) ポリシー
Avast Antivirus 向け Application Resilience (自動復活機能) ポリシーを有効にして、Windows デバイスにインストールされている Avast Antivirus の機能ステータスに関する情報を収集し、結果をレポートで確認することができます。また、このアプリケーションを修復または再インストールするようにポリシーを設定することもできます。

Avast Antivirus 向け Application Resilience (自動復活機能) ポリシーは、以下を実行しているデバイスでサポートされます。
- サポートされているバージョンの Windows オペレーティングシステム
-
PowerShell バージョン 5.1 以降
Microsoft によって課されている PowerShell の制限により、Windows 11 SE を実行しているデバイスでは、このアプリケーションで Application Resilience はサポートされていません。
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Avast Antivirus の以下のいずれか 1 つのバージョン:
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23.1.x 以降
以降のバージョンでソフトウェアが大幅に変更された場合、健全性チェックが無効になる場合があります。
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以下の表は、バージョンチェックに加えて実施される健全性チェックの内容について説明します。
以降のバージョンを適合と報告するを選択した場合、健全性チェックを実行することなく、それ以降のバージョンが「適合」と報告されます。
コンポーネント | テスト内容 | ||
---|---|---|---|
サービス | インストール済み | 動作中 | 署名者 |
|
P | P |
ポリシー設定で入力した署名者の 1 人 署名者にはデフォルトで "Avast Software s.r.o." が含まれます。 |
スケジュール済みタスク | 存在する | 有効 | 設定済みプロパティ |
|
P | P | URI: \Avast Software\Overseer |
コマンド:C:\Program Files\Common Files\Avast Software\Overseer\overseer.exe | |||
引数: /from_scheduler:1 | |||
Antivirus | アクティブなアンチウイルスアプリケーション | ||
|
P |
1 ポリシー設定で Avast Antivirus がアクティブなウィルス対策アプリケーションかどうかを確認しますが選択されている場合のみチェックされます。

Avast Antivirus 向け Application Resilience ポリシーは、 Application Resilience (RAR) コンポーネント デバイスにインストールされたサードパーティアプリケーションのステータスを検出する、Secure Endpoint Agent の軽量ソフトウェアコンポーネントです。このコンポーネントがサードパーティアプリケーションを修復するように試みる場合もあります (適合していない場合)。RAR コンポーネントは、デバイスがカスタムポリシーグループに関連付けられ、ポリシーグループのApplication Resilience ポリシーがアクティブになった場合のみデバイスに展開されます。 が、Avast Antivirus が機能していない場合は修復し、Avast Antivirus が存在しないまたは修復できない場合は再インストールを試みるように設定できます。
お客様のアカウントに関連付けられているAbsolute 製品ライセンスに応じて、レポートと修復オプションおよびレポート、修復および再インストールオプションが利用できない場合があります。
Secure Endpoint Agent の RAR コンポーネントは、次の問題に対応できます。
問題 | 解決策 |
---|---|
修復 | |
以下のサービスの1つ以上が動作していない:
|
RAR コンポーネントが停止した各サービスを再起動します。 |
以下のサービスの 1 つ以上がインストールされていない、および、サービスの実行ファイルをデバイスで検出できる:
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RAR コンポーネントがそれぞれの所在不明サービスを再インストールします。 |
Overseer のタスクが存在しない、誤ったタスクアクションを使用して設定されている、または有効でない | RAR コンポーネントがスケジュール済みタスクを作成し直します。 |
Overseer のタスクが有効でない | RAR コンポーネントがスケジュール済みタスクを有効にします。 |
Overseer のタスクが適切に設定されていない | RAR コンポーネントがスケジュール済みタスクを設定し直します。 |
再インストール | |
ダウングレードはサポートされていません。デバイスにインストールしたバージョンが想定されるバージョンよりも新しい場合、どのアクションも実行されません。 |
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以下のサービスの 1 つ以上がインストールされていない、および、サービスの実行ファイルをデバイスで検出できない:
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RAR コンポーネントが設定されたバージョンのアプリケーションをダウンロードしてインストールします。 Avast Antivirus をインストールした後で、Avast Antivirus がデバイス上の唯一のウィルス対策プログラムである場合、またはその他のウィルス対策アプリケーションが Microsoft Defender Antivirus しかない場合に限り、RAR コンポーネントは Avast Antivirus を「アクティブなウィルス対策アプリケーション」として設定できます。1 |
Avast Antivirus がアクティブなウィルス対策アプリケーションではない1 | |
Avast Antivirus が修復に失敗した、または想定されるバージョンがインストールされていない |
1 ポリシー設定で Avast Antivirus がアクティブなウィルス対策アプリケーションかどうかを確認しますが選択されている場合のみチェックされます。

インストーラーの注意事項:
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exe ファイルでなければなりません
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ファイル名は任意です

RAR コンポーネントは、プリキャッシュされたインストーラーを確認する際に、以下のファイル名を探します:
コンポーネント | ファイル名 |
---|---|
インストーラー | AvastAntivirus.exe |

Application Resilience ポリシーをアクティブ化する前に、ポリシーを設定する必要があります。Application Resilience ポリシーを設定するでの設定に加えて、アプリケーションバージョンと、Avast Antivirus がアクティブなウイルス対策アプリケーションかどうかを設定する必要があります。
アプリケーションバージョンの設定を行うには:
-
Avast Antivirus のバージョンの下で、デバイスで実行されていると想定される Avast Antivirus のバージョンを入力します。
- ターゲットバージョンは、ピリオドで区切られた数字のシーケンスとする必要があります。
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主要なバージョン番号の後に、ワイルドカード "*" を使用できます (例: 23.*、23.1.*)。
入力するバージョンが 23.1.* 以降と一致していることを確認します。
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Avast Antivirus がデバイス上で実行されているアクティブなウイルス対策アプリケーションがどうかを RAR コンポーネントにチェックさせる場合、Avast Antivirus がアクティブなウィルス対策アプリケーションかどうかを確認しますを選択します。Avast をアクティブなウイルス対策アプリケーションとして設定していない場合は、このオプションは未選択のままとします。
レポート、修復および再インストールオプションを選択した場合、Application Resilience ポリシーを設定するの設定に加えて、この設定も行う必要があります。
Avast Antivirus 固有の設定を行うには:
[オプション] 追加インストールコマンド の下で、該当するインストールコマンドラインパラメーターを入力して、ポリシー設定でカバーされていない設定を構成します。利用可能なパラメーターの詳細については、Avast のマニュアルを参照してください。