Secure Endpoint 9.1 リリースノート
本書では、Secure Endpoint 9.1 に含まれるソフトウェアの変更点について説明します。
このリリースでは、パフォーマンス、セキュリティ、データの整合性、および使い勝手の改善が行われ、システムの応答性、信頼性、および使い易さを強化しました。加えて、既存の機能への強化、改良および修正も行っています。
今回のリリースで導入された、Secure Endpoint Agent に適用されるソフトウェアの変更を確認するには、Secure Endpoint Agent 9.1 リリースノート を参照してください。
お客様のアカウントに関連付けられているAbsolute 製品ライセンスに応じて、以下の機能、機能強化、修正の一部が利用できない場合があります。
機能強化

以下の機能強化が EDD 機能に追加されました。
- 以下の機能強化がデバイス詳細 > EDD 概要ページに追加されました。
- 使い勝手を高め、より現代的な見た目を採用するため、各デバイスの EDD 概要ページが更新されました。このページでファイル名をクリックしたときに開くファイル詳細ダイアログも更新されました。
- EDD 概要ページの操作に次の方法が使用できるようになりました。
- 列の追加と削除
- マッチスコアと EDD ルールごとにデータをフィルタリング
- ページをレポートとして保存
- ページをエクスポート
- デバイスからファイルを削除する場合、ファイル名をクリックしてそのファイルの詳細を表示してから、 をクリックします。
- EDD のマッチしたトークンに特殊文字が使用されている場合、マッチスコアの計算値が予測値により密接に整合するようになりました。例えば、「xx/xx/xxxx」形式の日付では、マッチスコアが 3 ではなく 1 となります。
サービス終了となる機能も参照してください。

以下の機能強化がユーザー管理に追加されました。
- 新しいユーザーが Secure Endpoint Console に初めてログインする場合、そのユーザー設定は、ユーザーのブラウザーで設定された言語、国、タイムゾーンに合わせて自動的に設定されるようになりました。管理者が特定のユーザーのユーザー設定を設定する必要がなくなりました。ユーザーはいつでも、ユーザープロフィールで自分のユーザー設定を更新できます。
この機能強化の結果、「ユーザー管理」エリアの「ユーザーを招待」ダイアログと「ユーザーを編集」ダイアログから以下のフィールドが削除されました。
- デフォルトのユーザー言語と国
- デフォルトのタイムゾーン
「ユーザーを編集」ダイアログで、ユーザーのプロフィールに現在適用されているタイムゾーンは、ユーザー設定の下に表示されます。
- セキュリティを高めるため、すべてのアカウントのすべてのユーザーに対してセッションタイムアウトは 20 分に設定され、構成できないようになりました。その結果、すべてのユーザープロフィールからコンソールセッションタイムアウトフィールドが削除されました。
- 「ユーザーを編集」ダイアログに、ユーザーが最後にログインした日付と時間が表示されるようになりました。
- 「ユーザーを招待」ダイアログと「ユーザーを編集」ダイアログの見た目がすっきりとし、すべての設定の表示が 1 ページに収まるようになりました。

以下のイベントがイベント履歴に記録されるようになりました。
- エージェントステータスが更新されました
- デバイスのライセンスが更新されました
- ライセンス割り当て設定が更新されました
- ポリシーグループが作成されました
- ポリシーグループが更新されました
- ポリシーグループが削除されました
- デバイスがポリシーグループに追加されました
- 注文書が追加されました
- 注文書が更新されました
- 注文書が期限切れとなりました
- 盗難レポートがクローズされました
- 盗難レポートが再び開かれました
必要な場合、これらの新しいイベントに基づいてアラートルールを作成することができます。
ライセンス管理機能のバージョン 2 に移行しているアカウントでは、ポリシーグループ、注文書、およびライセンスイベントが記録されます。お客様のアカウントがまだ移行を完了していない場合、これらのイベントは記録されません。
また、現在のリリースでは、注文書イベントのいずれかに基づいてアラートルールを作成することはできないことにも注意してください。この機能は今後のリリースで追加される予定です。
サービス終了となる機能
Absolute は、以下の Endpoint Data Discovery (EDD) 機能のサポートを終了しました。
機能 | 詳細 |
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履歴レポート |
事前定義済みの履歴レポート、および履歴レポートに基づくすべてのユーザー定義レポートのサポートが終了しました。 その結果、「レポート」エリアのデータの可視性にあるこれらのレポートへのリンクは利用できなくなりました。 リスクのあるファイルコンテンツを含むデバイスを監視するには、その他のデータの可視性レポート、または各デバイスの EDD 概要ページを使用してください。 |
EDD レポート機能からファイルを除外する |
「デバイス詳細」の EDD 概要ページにある「ファイルアクション」メニューから、以下のオプションが削除されました。
その結果、以下の関連するインターフェイス要素もこのページから削除されます。
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改良と修正
Absolute 9.1 では、次の改良と修正を行っています。
機能/エリア | 詳細 |
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Secure Endpoint Agent |
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アンチマルウェア |
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API 管理 |
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Application Resilience |
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アプリケーション |
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認証設定 |
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Chromebook のサポート |
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カスタムデータ |
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ダッシュボード |
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デバイスのアクション |
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E メールサービス |
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Endpoint Data Discovery (EDD) |
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フリーズ |
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フルディスク暗号化ステータス |
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Mac デバイスでのジオロケーション |
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ハードウェアデータの収集 |
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履歴 > イベント |
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履歴 > アクションリクエスト |
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ライセンス管理 |
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Reach スクリプト |
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レポート |
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ルール |
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SCIM の統合 |
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メッセージを送信 |
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デバイス登録解除 |
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ユーザーの管理と権限 |
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