Chromebook デバイスを表示する
Chrome OS オペレーティングシステムの独自の性質により、Secure Endpoint Agent を Chromebook にインストールすることはできません。その代わりに、Absolute for Chromebooks 拡張機能 (Chromebook 拡張機能) を各デバイスに展開することで、Chromebook を管理できます。Chromebook 拡張機能は、Chromebook が Absolute モニタリングセンターに安全に接続できるようにする小規模なソフトウェアプログラムであり、Secure Endpoint Console でこれらのデバイスを管理できるようになります。
Chromebook 拡張機能を Chromebook に展開するプロセスの一環として、Google アカウントを Secure Endpoint Console に追加し、管理したい Chromebook を含む組織単位 (OU) を選択します。OU を選択すると、OU 内のデバイスが Secure Endpoint Console と同期しますが、Chromebook 拡張機能は展開されず保留中となります。これにより、展開プロセスが終了する前に、アカウントで Chromebook を確認することができます。Google 管理コンソールが適切に設定され、認証ユーザーが Chromebook にログインすると、Chromebook 拡張機能がインストールされます。

Chromebook 拡張機能のステータスは以下の 3 つのいずれかとなります。

Chromebook 拡張機能が保留中のデバイスは、Google アカウントから Absolute に同期していますが、まだ Chromebook 拡張機能が展開されていません。Google アカウントが Secure Endpoint Console に追加され、Secure Endpoint Console で管理するデバイスが含まれる OU を選択すると、同期が行われます。
Chromebook 拡張機能が保留中の Chromebook には、以下の特徴があります。
レポート
以下の列をデバイスレポートなどのレポートに追加すると、以下の値が表示されます。
- 拡張機能: 保留中
- エージェントステータスが以下の値に等しい: アクティブ
- 最終接続日: データなし
- エージェント: データなし
Chromebook 拡張機能がデバイスに展開されるまで、以下のフィールドの値は Google 管理コンソールから入力されます。
- ローカル IP アドレス
- パブリック IP アドレス
- 合計物理メモリー
- 利用できる物理メモリー
Chromebook 拡張機能がデバイスに展開されると、これらのフィールドはデバイスから直接収集されるようになります。
デバイスのアクション
Chromebook 拡張機能が保留中の場合、デバイスでは以下のデバイスアクションが行えます。

Chromebook 拡張機能の展開プロセスが完了し、認証ユーザーがデバイスにログインすると、Chromebook 拡張機能がデバイスにインストールされます。
Chromebook 拡張機能がインストールされた Chromebook には、以下の特徴があります。
レポート
以下の列をデバイスレポートなどのレポートに追加すると、以下の値が表示されます。
- 拡張機能: インストール済み
- エージェントステータスが以下の値に等しい: アクティブ
- 最終接続日: 最後に接続した日付と時間
- エージェント: デバイスに展開された Chromebook 拡張機能のバージョン
デバイスのアクション
Chromebook 拡張機能がインストールされると、デバイスでは以下のデバイスアクションが行えます。

Chromebook 拡張機能は、デバイスが登録解除されると無効になります。デバイスの登録解除は、Google 管理コンソールでデバイスのプロビジョニングを解除する、非同期 OU に移動する、Secure Endpoint Console でデバイスの OU の選択を解除する、または Secure Endpoint Console で登録解除リクエストを作成することで行えます。
Chromebook 拡張機能が無効化された Chromebook には、以下の特徴があります。
レポート
以下の列をデバイスレポートなどのレポートに追加すると、以下の値が表示されます。
- 拡張機能: 無効
- エージェントステータスが以下の値に等しい: 無効
- 最終接続日: 最後に接続した日付と時間
- エージェント: デバイスに展開された Chromebook 拡張機能の最後のバージョン
既存のデータはコンソールで引き続き利用可能であり、エージェントステータスフィルターを「無効」に設定することでレポートで表示することもできます。

Chromebook で Chromebook 拡張機能のステータスを確認するには、デバイスエリアの全てのデバイスページに、フィルターと列を追加できます。適切なフィルターと列を追加したら、それを保存して新しいレポートを作成できます。
すべてのアクティブな Chromebook のステータスを表示するには:
- Secure Endpoint Console へログインします。
- ナビゲーションバーで
デバイス をクリックします。
-
以下の1つを実行します:
- 同期されているが、まだ Chromebook 拡張機能がインストールされていないすべての Chromebook を表示するようにページをフィルタリングするには、
をクリックして以下のフィルターを追加します。Chromebook 拡張機能: 保留中。
- Chromebook 拡張機能がインストールされているすべての Chromebook を表示するようにページをフィルタリングするには、
をクリックして以下のフィルターを追加します。Chromebook 拡張機能: インストール済み。
- 同期されているが、まだ Chromebook 拡張機能がインストールされていないすべての Chromebook を表示するようにページをフィルタリングするには、
-
ページに Chromebook 列を追加するには:
-
> 列を編集をクリックします。
- 利用可能な列の下の検索フィールドに、chromebookと入力します。
- Chromebook を利用可能な列から列を含めるにドラッグします。
- 完了をクリックします。Chromebook 列がページに追加されます。
-
- 列幅を変更するには、列ヘッダーの右側の境界を、希望する列幅になるまでドラッグします。
-
フィルターおよび列の変更を含む、新しいレポートを作成するには:
-
アクションツールバーで、
(レポートとして保存) をクリックします。
新規レポートの保存ダイアログが開きます。
- 新しいレポートのレポート名を入力します (「Chromebook 拡張機能が保留中」など)。
- [オプション]説明を追加します。
- 保存をクリックします。
- 閉じるをクリックして確認メッセージを閉じます。
-
新しいレポートは、レポートページのマイレポートビューに表示されます。

Chromebook が Secure Endpoint Console と同期すると、Google 管理コンソールから以下の Chromebook に固有の情報が同期されます。
- 注釈付きの資産 ID Chromebook デバイスの、Google 管理者が入力する資産 ID。Google 管理コンソールの資産 ID フィールドに対応します。
- 注釈付きの場所 Chromebook デバイスの、デバイスの住所または位置情報。Google 管理コンソールの位置情報フィールドに対応します。
- 注釈付きユーザー Chromebook デバイスで、はじめはデバイスを最初に登録したユーザーが入力されていますが、Google 管理者はこのフィールドを編集することができます。Google 管理コンソールのユーザーフィールドに対応します。
- 自動更新の有効期限 Chromebook デバイスが、デバイスとそのソフトウェアの両方を機能強化する Chromebook の自動更新を受け取らなくなる日付。Google 管理コンソールの自動更新の有効期限フィールドに対応します。
-
ブートモード Chromebook デバイスの、デバイスのブートモード。Google 管理コンソールのブートモードフィールドに対応します。
可能な値は次のとおりです。
- 検証済み: デバイスは有効なバージョンの Chrome OS オペレーティングシステムを実行しています。
- Dev: デバイスはディベロッパーモードで実行しており、デバイスユーザーに「ルート」シェルへのアクセス権を付与します。このモードでは、Google はオペレーティングシステムを検証できません。詳細については、Chromebook ディベロッパー向けマニュアルを参照してください。
- デバイス ID Chromebook デバイスで、デバイスを一意に識別するエンタープライズデバイス識別子。Google 管理コンソールのデバイス IDフィールドに対応します。
-
拡張機能 Chromebook デバイスで、デバイスの Chromebook 拡張機能のステータスを示します。
可能な値は次のとおりです。
- 前回のデバイス Google 同期 Chromebook デバイスで、デバイスが最後に Google アカウントと同期した日時。
- 前回の Google 同期 Chromebook デバイスで、Google アカウントから Absolute モニタリングセンターに最後にデバイス情報を同期した日時。
- メモ Chromebook デバイスの、デバイスに関する特別な情報。Google 管理コンソールのメモフィールドに対応します。
- 組織単位 Chromebook デバイスで、デバイスが所属する OU のフルパス。Google 管理コンソールの組織単位フィールドに対応します。
- プラットフォームバージョン Chromebook デバイスで、デバイスの Chrome OS オペレーティングシステムのビルド番号とチャンネルを示します。Google 管理コンソールのプラットフォームバージョンフィールドに対応します。
-
プロビジョニングステータス Chromebook デバイスの、Google 管理コンソールでのデバイスのステータス。Google 管理コンソールのステータスフィールドに対応します。
可能な値は次のとおりです。
- プロビジョニング済み
- プロビジョニング解除済み
- 無効
- 一時停止
-
最近のユーザーにユーザーが存在するデバイスのみを表示するようにレポート結果をフィルタリングするには、Chromebook の最近のユーザーが次の値を含む: , (コンマ) を使用してレポートをフィルタリングします。
Google 管理コンソールのフィールドの詳細については、Google 管理コンソールのマニュアルを参照してください。