式の構文に関するガイドライン
式は Endpoint Data Discovery (EDD) ルールの重要なコンポーネントであり、EDD スキャン中に特定のファイルコンテンツを検出するために使用されます。
式は「confidential(機密)」などの単独の単語とすることも、次のように、単語、変数、特殊文字、演算子などの組み合わせを含むこともできます。
(Confidential W/1 (Data OR Image OR Document))
この式では、ファイルに含まれる次のフレーズが検出されます。
- confidential data
- Confidential image
- confidential Document
独自のカスタム EDD ルールを作成するには、まず式で使用する特殊文字と演算子を知り、一般的なガイドラインと適用される制限を理解することが必要です。
機密データを保護するには、@Mask_After および @Mask_Upto 演算子を使用して、個人情報を黒塗りします。

EDDルールの式では、次の特殊文字がサポートされます:
文字 | 例 | 説明 |
---|---|---|
? | ???==== |
単独の文字に一致 [英数字、- (ダッシュ)、_ (下線)] このサンプルテキストを式で使用した場合、任意の 3 つの文字の後に任意の 4 つの数字が続く場合にマッチが検出されます (D4B5321 など)。 |
= | ===-==-==== |
任意の単独の数字に一致 [数字のみ] このサンプルテキストを式で使用した場合、ファイル内で所定の形式の任意の 9 つの数字が見つかった場合にマッチが検出されます (123-45-6789 など)。 |
* | in* |
ゼロまたはそれ以上の連続した文字数に一致 [英数字、- (ダッシュ)、_ (下線)] このサンプルテキストを式で使用した場合、文字「in」の後にゼロまたはそれ以上の文字数が続く場合にマッチが検出されます (in、interest、in543 など)。 |

EDD ルール式では、次の演算子がサポートされます:
演算子 | 例 | 説明 |
---|---|---|
// | /(^|\s)\d{3}-\d{3}-\d{4}(\s|[,.:;]|$)/ |
Perl 互換の正規表現 (PCRE) 形式の式に一致する正規表現 このサンプルテキストを式で使用した場合、nnn-nnn-nnnn 形式の電話番号がファイル内で見つかった場合に、マッチが検出されます。数字は新しい行の冒頭またはホワイトスペースの後に出現し、ホワイトスペース、カンマ、ピリオド、コロン、セミコロンで終わるか、または行の最後に出現する必要があります。 |
( ) |
{Word 1} W/1 ({Word 2} OR {Word 3} OR {Word 4}) W/1??===== |
優先順位を定め、グループを定義します |
W/N |
{Word 1} W/2 ({Word 2} OR {Word 3}) |
単語またはフレーズが、互いに N 個の単語の中で発生します W/1 は単語が隣接していることを意味します。 |
W/0 | (=== === === NOT W/0 (0== === === OR 8== === === OR 9== === ===)) |
単語またはフレーズが、互いに 0 個の単語の中で発生します 「W/0」は基本的に「この単語」を意味し、しばしば NOT 演算子と合わせて使用されます。このサンプルテキストを式で使用した場合、所定の形式の 9 つの数字を含む文字列が見つかった場合にマッチが検出されます。ただし、0、8、9 で始まる場合を除きます。 |
NOT | (=== == ==== NOT W/0 000 == ====) |
式の結果を打ち消します。 NOT 演算子は W/N 演算子と合わせて使用できます。このサンプルテキストを式で使用した場合、所定の形式の 9 つの数字を含む文字列が見つかった場合にマッチが検出されます。ただし、000 で始まる場合を除きます。 |
AND |
{Word 1} AND ({Word 2} OR {Word 2}) |
マッチを生成するには、すべての値が一致する必要があります。 |
OR |
({Word 1} OR {Word 2} OR {Word 3}) W/1 ======= |
マッチを生成するには、1 つの値が一致する必要があります。 |
@Luhn | @luhn (==== ==== ==== ====) |
マッチを生成するには、文字列に有効な Luhn アルゴリズム モジュラス 10 または mod 10 アルゴリズムとも呼ばれます。クレジットカード番号などの識別番号を検証するために使用される単純なチェックサム方式。 のチェックデジットが含まれる必要があります。この演算子はクレジットカードテンプレートで使用されます。 このサンプルテキストを式で使用した場合、所定の形式の 16 桁の数字に有効なチェックデジットが含まれる場合にマッチが検出されます。 |
@Date_Any_Alpha (<locale parameter>) | @Date_Any_Alpha (en_US) |
マッチを生成するには、文字列に、ロケールパラメーターでサポートされる、有効な英数字形式の日付が含まれる必要があります。英数字の日付は、September 7, 2018 のように月の名前を使用するか、または 15 Aug 2018 のように月の略語を使用します。 このサンプルテキストを式で使用した場合、ファイル内で米国ロケール形式の英数字の日付が見つかった場合にマッチが検出されます。 |
@Date_Any_Numeric (all) | @Date_Any_Numeric (all) |
マッチを生成するには、文字列に、サポートされる数値形式の、有効な数値形式の日付が含まれる必要があります。 以下の区切り文字がサポートされます。
ロケールパラメーター「all」を使用すると、大量の 誤検知 EDD 関連のレポートまたはページの結果で、ファイルに一致が検出されたが、詳細な調査のうえで一致したコンテンツがリスクのあるデータであるとは考えられない場合。が発生する可能性があります。ロケールが判明している場合、該当するパラメーターを使用してください。 |
@Date_Any_Numeric (<locale parameter>) | @Date_Any_Numeric (en_US) |
マッチを生成するには、文字列に、ロケールパラメーターでサポートされる形式の、有効な数値形式の日付が含まれる必要があります。 このサンプルテキストを式で使用した場合、次のいずれかの形式の日付がファイル内で見つかった場合に、マッチが検出されます。
|
@Date_Specific_Numeric (all; YYYY; MM; DD) | @Date_Specific_Numeric (all; 2019; 01; 15) |
マッチを生成するには、文字列に、サポートされる数値形式の日付が演算子に設定されてる必要があります。 このサンプルテキストを式で使用すると、ファイル内でサポートされる数値形式の日付 (January 15, 2019) が見つかった場合にマッチが検出されます。 |
@Date_Specific_Numeric (<locale parameter>; YYYY; MM; DD) | @Date_Specific_Numeric (en_CA; 2012; 12; 31) |
マッチを生成するには、文字列に、ロケールパラメーターでサポートされ有効な数値形式の日付と、演算子内のマッチする日付セットが含まれる必要があります。 このサンプルテキストを式で使用した場合、ファイル内でカナダのロケール形式の日付 (December 31st, 2012) が見つかった場合にマッチが検出されます。 |
@Mask_After( n; <expression>) | @mask_after( 5; (===-==-====) |
一致する「単語」の中で、<n>番目の文字の後のすべての文字をマスキングします。この演算子は多数のテンプレートで使用されます。 このサンプルテキストを式で使用した場合、785-6****** のように、5 番目以降のすべての文字がマスキング (アスタリスクで置換) されます。 |
@Mask_Upto( n; <expression>) | @mask_upto( 4; (==== ==== ==== ====)) |
一致する「単語」の中で、最後の <n> 個の文字を除くすべての文字をマスキングします。 このサンプルテキストを式で使用した場合、**** **** **** 1747 のように、最後の 4 つの文字までのすべての文字がマスキング (アスタリスクで置換) されます。 |
@FILENAME("<expression>") |
@FILENAME("{Word1}*.xlsx") |
マッチを生成するには、文字列がファイルパスの一部ではなく、ファイルのベース名にある必要があります。 式は:
その他の演算子とは異なり、マッチはサポートされるファイルタイプに制限されません。スキャンしたドキュメントフォルダー内で一致する名前があるファイルが見つかった場合、ファイルタイプを問わずマッチが報告されます。 ルールのマッチは、「ルールをテスト」セクションではテストできません。 |
@SHA256("<hex-match>") | @SHA256("f20b5ac95bfe13ade7afb380982252fe6c0cf0bf72f4032f775498e075ce39ce") |
マッチを生成するには、hex-match (SHA256 ハッシュを表す 64 文字の 16 進数の文字列) がファイルのコンテンツのハッシュと一致する必要があります。 式は:
その他の演算子とは異なり、マッチはサポートされるファイルタイプに制限されません。スキャンしたドキュメントフォルダー内で SHA256 ファイルコンテンツマッチの一致があるファイルが見つかった場合、ファイルタイプを問わずマッチが報告されます。 ルールのマッチは、「ルールをテスト」セクションではテストできません。 |

EDD ルール式では、次の国別の演算子がサポートされます:
演算子 | 例 | 説明 |
---|---|---|
(日本) |
@jpidnumber (====-====-====) |
この演算子は有効な日本のマイナンバーを検出します。この演算子はマイナンバー (日本) テンプレートで使用されます。 このサンプルテキストを式で使用した場合、所定の形式の 12 桁の数字が、有効な日本のマイナンバーである場合にマッチが検出されます。 |
@US_MBI (米国) |
US_MBI (=??=-??=-??== OR =??=??=??==) | この演算子は有効な米国 Medicare 受給者識別番号を検出します。この演算子は、一般的な IDサンプルテンプレートに含まれます。このサンプルテキストを式で使用した場合、所定の形式の 11 桁の数字が、有効な米国 Medicare 受給者識別番号である場合にマッチが検出されます。 |
欧州経済領域 (EEA) 加盟国 EEA の加盟国は、欧州連合 (EU) 加盟国にアイスランド、リヒテンシュタイン、ノルウェーを加えた国々です。欧州の単一市場に参加する国々を定義します。 | ||
このセクションの演算子は、事前定義済みのGDPR個人データルールによって、個人データを検出するために使用されます。これらは GDPR個人データテンプレートにも含まれます。 | ||
@AT_TIN (オーストリア) |
@AT_TIN (== ======= OR === ======= OR ========== ) |
この演算子は有効なオーストリアの納税番号を検出します。 このサンプルテキストを式で使用した場合、所定の形式の 9 桁または 10 桁の数字が、有効なオーストリアの納税番号である場合にマッチが検出されます。 |
@BE_NN (ベルギー) |
@BE_NN (== == ==-=== == OR ===========) |
この演算子は有効なベルギーの国民番号を検出します。 このサンプルテキストを式で使用した場合、所定の形式の 11 桁の数字が、有効なベルギーの国民番号である場合にマッチが検出されます。 |
@BG_UCN (ブルガリア) |
@BG_UCN (==========) |
この演算子は有効なブルガリアの国民 ID を検出します。 このサンプルテキストを式で使用した場合、所定の形式の 10 桁の数字が、有効なブルガリアの国民 ID である場合にマッチが検出されます。 |
@CY_TIC (キプロス) |
@CY_TIC (========?) |
この演算子は有効なキプロスの税金 ID コードを検出します。 このサンプルテキストを式で使用した場合、所定の形式の 9 桁の英数字が、有効なキプロスの税金 ID コードである場合にマッチが検出されます。 |
@CZ_SK_BN (チェコ共和国およびスロバキア) |
@CZ_SK_BN (====== ==== OR ====== === OR ========== OR =========) |
この演算子は有効なチェコまたはスロバキアの生年月日番号を検出します。 このサンプルテキストを式で使用した場合、所定の形式の 10 桁の数字が、有効なチェコまたはスロバキアの国民番号である場合にマッチが検出されます。 |
@DE_IDNR (ドイツ) |
@DE_IDNR (=========== OR == === === ===) |
この演算子は有効なドイツの納税者 ID を検出します。 このサンプルテキストを式で使用した場合、所定の形式の 11 桁の数字が、有効なドイツの納税者 ID である場合にマッチが検出されます。 |
@DE_SSN (ドイツ) |
@DE_SSN (========?=== OR == ====== ? ===) |
この演算子は有効なドイツの社会保障番号を検出します。 このサンプルテキストを式で使用した場合、所定の形式の 12 桁の英数字が、有効なドイツの社会保障番号である場合にマッチが検出されます。 |
@DK_CPR (デンマーク) |
@DK_CPR (======-==== OR ==========) |
この演算子は、有効なデンマークの市民登録システム番号を検出します。 このサンプルテキストを式で使用した場合、所定の形式の 10 桁の数字が、有効なデンマークの市民登録システム番号である場合にマッチが検出されます。 |
@EE_IK (エストニア) |
@EE_IK (===========) |
この演算子は有効なエストニアの個人 ID 番号を検出します。 このサンプルテキストを式で使用した場合、所定の形式の 11 桁の数字が、有効なエストニアの個人 ID 番号である場合にマッチが検出されます。 |
@ES_DNI (スペイン) |
@ES_DNI (========-?) |
この演算子は、有効なスペインの DNI (Documento Nacional de Identidad) 番号を検出します。 このサンプルテキストを式で使用した場合、所定の形式の 9 桁の英数字が、有効なスペインの DNI 番号である場合にマッチが検出されます。 |
@FI_HETU (フィンランド) |
@FI_HETU (======-===?OR ======A===?) |
この演算子は有効なフィンランドの個人 ID 番号を検出します。 このサンプルテキストを式で使用した場合、所定の形式の 11 桁の英数字が、有効なフィンランドの個人 ID 番号である場合にマッチが検出されます。 |
@FR_NIR (フランス) |
@FR_NIR (======?======== OR = == == =? === === ==) |
この演算子は有効なフランスの社会保障番号を検出します。 このサンプルテキストを式で使用した場合、所定の形式の 15 桁の英数字が、有効なフランスの社会保障番号である場合にマッチが検出されます。 |
@GR_AFM (ギリシャ) |
@GR_AFM (=========) |
この演算子は有効なギリシャの納税番号を検出します。 このサンプルテキストを式で使用した場合、所定の形式の 9 桁の数字が、有効なギリシャの納税番号である場合にマッチが検出されます。 |
@GR_AMKA (ギリシャ) |
@GR_AMKA (===========) |
この演算子は有効なギリシャの社会保障番号を検出します。 このサンプルテキストを式で使用した場合、所定の形式の 11 桁の数字が、有効なギリシャの社会保障番号である場合にマッチが検出されます。 |
@GR_TAUTOTITA (ギリシャ) |
@GR_TAUTOTITA (?-====== OR ? ======) |
この演算子は有効なギリシャの個人識別番号を検出します。 このサンプルテキストを式で使用した場合、所定の形式の 7 桁の英数字が、有効なギリシャの個人識別番号である場合にマッチが検出されます。 |
@HR_MBG (クロアチア) |
@HR_MBG (===========) |
この演算子は有効なクロアチアのマスター国民番号 (MBG) を検出します。 このサンプルテキストを式で使用した場合、所定の形式の 13 桁の数字が、有効なクロアチアのマスター国民番号 (MBG) である場合にマッチが検出されます。 |
@HR_OIB (クロアチア) |
@HR_OIB (===========) |
この演算子は有効なクロアチアの個人識別番号 (OIB) を検出します。 このサンプルテキストを式で使用した場合、所定の形式の 11 桁の数字が、有効なクロアチアの OIB である場合にマッチが検出されます。 |
@HU_PID (ハンガリー) |
@HU_PID (======??) |
この演算子は有効なハンガリーの個人 ID を検出します。 このサンプルテキストを式で使用した場合、所定の形式の 8 桁の英数字が、有効なハンガリーの個人 ID である場合にマッチが検出されます。 |
@HU_PIN (ハンガリー) |
@HU_PIN (===========) |
この演算子は有効なハンガリーの個人識別番号を検出します。 このサンプルテキストを式で使用した場合、所定の形式の 11 桁の数字が、有効なハンガリーの個人識別番号である場合にマッチが検出されます。 |
@HU_TAJ (ハンガリー) |
@HU_TAJ (=== === === OR ===-===-=== OR =========) |
この演算子は有効なハンガリーの社会保障識別番号 (TAJ) を検出します。 このサンプルテキストを式で使用した場合、所定の形式の 9 桁の数字が、有効なハンガリーの社会保障識別番号である場合にマッチが検出されます。 |
@IE_PIN (アイルランド) |
@IE_PIN (=======?OR =======??) |
この演算子は有効なアイルランドのパブリックサービス番号を検出します。 このサンプルテキストを式で使用した場合、所定の形式の 8 または 9 桁の英数字が、有効なアイルランドのパブリックサービス番号である場合にマッチが検出されます。 |
@IS_KT (アイスランド) |
@IS_KT (========== OR ======-====) |
この演算子は有効なアイスランドの Kennitala (個人識別番号) を検出します。 このサンプルテキストを式で使用した場合、所定の形式の 10 桁の数字が、有効なアイスランドの Kennitala (個人識別番号) である場合にマッチが検出されます。 |
@IT_CF (イタリア) |
@IT_CF (??????==?==?===?) |
この演算子は有効なイタリアの税金コード ID を検出します。 このサンプルテキストを式で使用した場合、所定の形式の 16 桁の英数字が、有効なイタリアの税金コード ID である場合にマッチが検出されます。 |
@LI_PIN (リヒテンシュタイン) |
@LI_PIN (============) |
この演算子は有効なリヒテンシュタインの ID カードを検出します。 このサンプルテキストを式で使用した場合、所定の形式の 12 桁の数字が、有効なリヒテンシュタインの ID カードである場合にマッチが検出されます。 |
@LT_AK (リトアニア) |
@LT_AK (===========) |
この演算子は有効なリトアニアの個人コード (Asmens Kodas) を検出します。 このサンプルテキストを式で使用した場合、所定の形式の 11 桁の数字が、有効なリトアニアの個人コードである場合にマッチが検出されます。 |
@LU_TIN (ルクセンブルク) |
@LU_TIN (==== == == === == OR =============) |
この演算子は有効なルクセンブルクの個人 ID 番号を検出します。 このサンプルテキストを式で使用した場合、所定の形式の 13 桁の数字が、有効なルクセンブルグの個人 ID 番号である場合にマッチが検出されます。 |
@LV_PK (ラトビア) |
@LV_PK (======-=====) |
この演算子は有効なラトビアのコード番号を検出します。 このサンプルテキストを式で使用した場合、所定の形式の 11 桁の数字が、有効なラトビアのコード番号である場合にマッチが検出されます。 |
@MT_KTI (マルタ) |
@MT_KTI (=======?) |
この演算子は有効なマルタの身分証明書番号を検出します。 このサンプルテキストを式で使用した場合、所定の形式の 8 桁の英数字が、有効なマルタの身分証明書番号である場合にマッチが検出されます。 |
@NL_BSN (オランダ) |
@NL_BSN (========= OR ==== == ===) |
この演算子は有効なオランダの国民サービス番号を検出します。 このサンプルテキストを式で使用した場合、所定の形式の 9 桁の数字が、有効なオランダの国民サービス番号である場合にマッチが検出されます。 |
@NO_FNR (ノルウェー) |
@NO_FNR (===========) |
この演算子は有効なノルウェーの個人 ID 番号を検出します。 このサンプルテキストを式で使用した場合、所定の形式の 11 桁の数字が、有効なノルウェーの個人 ID 番号である場合にマッチが検出されます。 |
@PL_PESEL (ポーランド) |
@PL_PESEL (===========) |
この演算子は有効なポーランドの個人番号を検出します。 このサンプルテキストを式で使用した場合、所定の形式の 11 桁の数字が、有効なポーランドの個人番号である場合にマッチが検出されます。 |
@PT_NIC (ポルトガル) |
@PT_NIC (=========??= OR ========-=??= OR ======== =??=) |
この演算子は有効なポルトガルの市民 ID 番号を検出します。 このサンプルテキストを式で使用した場合、所定の形式の 12 桁の英数字が、有効なポルトガルの市民ID 番号である場合にマッチが検出されます。 |
@PT_NIF (ポルトガル) |
@PT_NIF (=== === === OR ===-===-=== OR =========) |
この演算子は有効なポルトガルの納税者番号を検出します。 このサンプルテキストを式で使用した場合、所定の形式の 9 桁の数字が、有効なポルトガルの納税者番号である場合にマッチが検出されます。 |
@PT_NISS (ポルトガル) |
@PT_NISS (===========) |
この演算子は有効なポルトガルの社会保障番号を検出します。 このサンプルテキストを式で使用した場合、所定の形式の 11 桁の数字が、有効なポルトガルの社会保障番号である場合にマッチが検出されます。 |
@RO_CNP (ルーマニア) |
@RO_CNP (=============) |
この演算子は有効なルーマニアの個人番号コードを検出します。 このサンプルテキストを式で使用した場合、所定の形式の 13 桁の数字が、有効なルーマニアの個人番号コードである場合にマッチが検出されます。 |
@SE_PIN (スウェーデン) |
@SE_PIN (======-==== OR ======== ==== OR ============) |
この演算子は有効なスウェーデンの個人 ID 番号を検出します。 このサンプルテキストを式で使用した場合、所定の形式の 12 桁の数字が、有効なスウェーデンの個人 ID 番号である場合にマッチが検出されます。 |
@SI_EMSO (スロベニア) |
@SI_EMSO (=============) |
この演算子は有効なスロベニアのマスター国民番号を検出します。 このサンプルテキストを式で使用した場合、所定の形式の 13 桁の数字が、有効なスロベニアのマスター国民番号である場合にマッチが検出されます。 |
@SK_COP (スロバキア) |
@SK_COP (??====== OR ?? ======) |
この演算子は有効なスロバキアの国民 ID 番号を検出します。 このサンプルテキストを式で使用した場合、所定の形式の 8 桁の英数字が、有効なスロバキアの国民 ID 番号である場合にマッチが検出されます。 |
@UK_NHS |
@UK_NHS (=== === ====) |
この演算子は有効な英国の国民健康サービス番号を検出します。 このサンプルテキストを式で使用した場合、所定の形式の 10 桁の数字が、有効な英国の国民健康サービス番号である場合にマッチが検出されます。 |
@UK_NINO |
@UK_NINO (??======?) |
この演算子は有効な英国の国民保険番号を検出します。 このサンプルテキストを式で使用した場合、所定の形式の 9 桁の数字が、有効な英国の国民保険番号である場合にマッチが検出されます。 |

式および式セットに関して、次のガイドラインが適用されます。
-
式 (正規表現を含む) は大文字と小文字を区別しません。
- 式は任意の数のノードを含めることができます。ノードの制限も参照してください。
-
式では、次の特殊文字を使用できます:
- 破線 (-)
- 下線 (_)
-
サポート対象外の特殊文字を使用しても構文エラーは表示されませんが、ファイルコンテンツは想定通り一致されません。そのため、サポート対象外の特殊文字 (たとえば、「A&W」) を含むファイルコンテンツで正常にマッチを検出するには、特殊文字をスペースで置き換えてください (たとえば、「A W」)。EDD スキャンの実行後にマッチしたトークンを見ると、「A&W」へのマッチは「A,W」のように表示されます。
-
式セットに使用できる式の数は無制限ですが、少なくとも1つの式が必要です。式セットからすべての式を削除すると、式セットが削除されます。
ただし、ルールが次に示す制限に従わない場合、ルールを発行する前に各エラーを修正する必要があります。
- 1 つの式セット内で同じ文字列要素 (単語) を 64 回以上使用できません。
- 単語の長さは 255 バイトに制限されています(一部の UTF8 文字の長さは 4 バイトです)。
-
- ノードとは、演算子によって残りの式とは切り離されるテキスト文字列として定義されます。式に演算子のないフレーズが含まれる場合、そのフレーズはノードです。
- ノードの長さは 512 バイトに制限されています。
- ノードには 8 単語を超える単語数を含めることはできません。これには、次の特殊文字 (?、=、*) のいずれかを使用する単語も含まれます。

Regex とも呼ばれる正規表現は、コンテンツと一致させるためのパターン検索に使用される、一連のテキストです。EDD では、正規表現の演算子 (//) を式内で使用して、他の式の演算子では一致させにくいファイルコンテンツを検出することができます。さらに、Web 検索を利用すれば、お客様の組織にとって関心のある特定の情報を検出する正規表現を見つけることもできます。正規表現は非常にシンプルな場合も非常に複雑な場合もあります。
正規表現を演算子として使用する場合:
- 大文字と小文字は区別されません。
- 2 番目の "/" の後のフラグはサポートされません。
EDD によるマッチスコアの計算方法が原因で、ある文字列のマッチの数が、他のオンライン正規表現ツールを使用して検出されるマッチの数と異なる場合があります。
正規表現は慎重にテストするようにしてください。使用する正規表現が関心のあるデータに一致したとしても、慎重にテストしないと、EDD スキャンが過剰な数のマッチを検出して停止するおそれがあります。
nnn-nnn-nnnn 形式の米国の電話番号を検出するとします。以下の正規表現を使用して、3 つの数字、ダッシュ、3 つの数字、ダッシュ、4 つの数字を検出します。 コピーする
式をテストすると、数字 555-555-1234 と正常に一致することがわかりましたが、6555-555-1234 とも一致することがわかりました。 式の冒頭に (^|\s) を追加して、新しい行の冒頭、またはホワイトスペースの後に一致が来るようにします。 コピーする
式をテストすると、6555-555-1234 とは一致しなくなりましたが、555-555-123456789 と一致することがわかりました。 式の最後に (\s|$) を追加して、ホワイトスペースの前、または行の最後に一致が来るようにします。 コピーする
式をテストすると、555-555-123456789 とは一致しなくなりましたが、555-555-1234: T Jordan (Home) と一致しないことがわかりました。 式の最後を (\s|$) から (\s|[,.:;]|$) に変更して、ホワイトスペース、カンマ、ピリオド、コロン、セミコロンの前、または行の最後に一致が来るようにします。 コピーする
式をテストすると、555-555-1234: T Jordan (Home) と正常に一致することがわかりました。 |
Endpoint Data Discovery ルールでサポートされる構文を使用して式を作成する方法の詳細については、Absolute テクニカルサポートまでお問い合わせください。