Windows Image Prep Tool を操作する

Windows Image Prep Tool を使用すると、Secure Endpoint Agent を Windows デバイスに自動的にインストールしてアクティブ化するイメージを作成することができます。具体的には、このツールでは以下が行えます。

エージェントのアクティベーションを妨げる可能性がある、以前にインストールした Secure Endpoint Agent に関連するアーチファクト (レジストリー設定など) を削除する
Secure Endpoint Agent を次回の再起動時にインストールする Windows スケジュールタスクを作成する
Secure Endpoint Agent がターゲットデバイスからはじめて Absolute モニタリングセンターに接続したときに、エージェントが正常にアクティブ化され、一意の Absolute 識別子 (ESN) がデバイスに割り当てられるようにする

このツールには 2 つの PowerShell スクリプトが含まれます。

スクリプト	詳細
AbtImagePrepSetup.ps1	Secure Endpoint Agent に関連するアーチファクトを削除し、ターゲットデバイスで AbtImagePrepPostBoot.ps1 を実行する Windows スケジュールタスクを作成します。
AbtImagePrepPostBoot.ps1	デバイスの再起動後にターゲットデバイスに Secure Endpoint Agent をサイレントインストールし、その後 Windows スケジュールタスクを削除します。

Windows Image Prep Tool を実行する

ツールを実行するには:

ソースコンピューターにログインします。
管理者として Secure Endpoint Console へログインします。
Windows Image Prep Tool をダウンロードして展開します。
Windows 向け Secure Endpoint Agent をダウンロードします。
1. ナビゲーションバーで、設定 > エージェント管理をクリックします。
2. Secure Endpoint Agent を取得をクリックします。
3. ダイアログが開いたら、コアエージェントのみをダウンロードの隣にあるチェックボックスを選択します。
  
  現在、Windows Image Prep Tool はフルエージェントインストーラーをサポートしていません。
4. Windows をクリックします。
  
  圧縮されたエージェントパッケージが以下のファイル名でダウンロードされます。
  
  AbsoluteWinCoreAgent-<agent version>-<account_id>.zip
  
  Zip ファイルには、以下のファイルが含まれます:
  - AbsoluteCoreAgent.msi
  - AbsoluteAgent.dat
  - AbsoluteAgent.sig
  - AbsoluteAgent.checksums
  Zip ファイルは展開しないでください。
AbsoluteWinCoreAgent-<agent version>-<account_id>.zip ファイルを AbtImagePrep フォルダーにコピーします。
Windows PowerShell でツールを実行:
1. Windows PowerShell を管理者として開きます。
  
  例えば、Windows 10 デバイスで、開始をクリックして PowerShell と入力し、Windows PowerShell を右クリックして管理者として実行をクリックします。
2. AbtImagePrep フォルダーに移動します。
3. 以下のコマンドを実行してデバイス上に存在する Secure Endpoint Agent に関連するアーチファクトを削除し、Windows スケジュールタスクを作成します。
  
  AbsoluteWinCoreAgent-<agent version>-<account_id>.zip を、Secure Endpoint Console からダウンロードした実際のファイルの名前に置き換えます。
  コピーする
```
powershell.exe -ExecutionPolicy AllSigned -File .\AbtImagePrepSetup.ps1 -update -package .\AbsoluteWinCoreAgent-<agent version>-<account_id>.zip
```
4. 信頼できないパブリッシャーのプロンプトが表示された場合、Run once にRと入力することで、Absolute のスクリプト署名証明書を信頼できるパブリッシャー証明書にインストールします。
  
  証明書はスクリプトに埋め込まれ、スクリプトが本物であることを示します。
  
  スクリプトが正常に実行されると、以下のメッセージが表示されます。
  
  Success.Absolute Persistence will be installed on the next boot.
  
  このメッセージは、Windows Image Prep Tool が以下を実行したことを示します。
  - Absolute Persistence Install という Windows スケジュールタスクを作成した。
  - 以下のファイルを C:\ProgramData\Absolute Software\AAR ディレクトリーにコピーした。
    - AbsoluteCoreAgent.msi
    - AbsoluteAgent.dat
    - AbsoluteAgent.sig
    - AbsoluteAgent.checksums
    - AbtImagePrepPostBoot.ps1
5. 以下のコマンドを実行して、スクリプトが正常に実行されたことを検証します。
  コピーする
```
powershell.exe -ExecutionPolicy AllSigned -File .\AbtImagePrepSetup.ps1
```
  警告が表示された場合、ステップ 6 を繰り返します。以下のメッセージが表示されたら、次のステップに進みます。
  
  Success.Absolute Persistence will be installed on the next boot.
  
  Windows Event Viewer イベントを参照することで、スクリプトが正常に実行されたことを確認することができます。AbtImagePrepPostBoot.ps1 スクリプトと AbsoluteCoreAgent.msi インストーラーの両方が Windows Logs フォルダー内のアプリケーションフォルダーにイベントを投稿します。ソース名はそれぞれ AbtImagePrepPostBoot と MsiInstaller となります。
ステップ 3 と 4 でダウンロードしたファイルとフォルダーを削除し、ソースコンピューターをクリーンアップします。
特定のディスクイメージングソフトウェアの操作方法に従って、ソースコンピューターのイメージを作成します。

Windows デバイスにイメージを展開した後、ターゲットデバイスを再起動すると、Secure Endpoint Agent がサイレントインストールされます。エージェントのインストールに成功すると、C:\ProgramData\Absolute Software\AAR ディレクトリー内のすべてのファイルが削除されます。

インストールに続いて、Secure Endpoint Agent がはじめて Absolute モニタリングセンターに接続すると同時にエージェントがアクティブ化され、一意の Absolute 識別子 (ESN) がデバイスに割り当てられます。