Secure Endpoint Agent リリースノート - バージョン 9.1 ホットフィックス

エージェントバージョンコントロールが有効な場合、エージェントバージョンをお客様のアカウントの Windows および Mac デバイスに割り当てることで、エージェントのアップグレードを防止できます。特定のエージェントバージョンを割り当てるかどうかを決定するには、このトピックをお読みになり、Secure Endpoint Agent の各ホットフィックスバージョンでサポートされる機能強化と修正を確認してください。

Secure Endpoint 9.1 ホットフィックスで導入されたすべての機能、機能強化、修正を確認するには、Secure Endpoint 9.1 ホットフィックスリリースノートをご覧ください。

Secure Endpoint Agent について

Secure Endpoint Agent とは、Secure Endpoint Console で管理されているデバイスに常駐する小さなソフトウェアクライアントです。このエージェントは、新しいデバイスに初めてインストールされた後の Absolute モニタリングセンターへの初回接続により、アクティブになります。

各エージェントパッケージには、エージェント、関連するコンポーネント、インストーラー、readme ファイルなど、そのサポートされるオペレーティングシステムに固有のソフトウェアが含まれます。

9.1.0.x パッケージバンドルに含まれる Secure Endpoint Agent ソフトウェアは、以下のオペレーティングシステムを実行するデバイスをサポートします。

オペレーティングシステム サポートされるバージョン
Windows

  • Windows 11 Home、Pro、Enterprise、SE、および IoT Enterprise エディション (64 ビット)

    Microsoft によって課されている制限により、Windows 11 SE では以下の機能はサポートされません。

    • Application Resilience: 健全性チェックのために PowerShell が必要なアプリケーション
    • カスタムデータ: PowerShell スクリプトを使用するデータポイント
    • Reach スクリプト: すべての PowerShell スクリプト
  • Windows 10 Home、Pro、Enterprise、および IoT Enterprise エディション (32 ビットおよび 64 ビット)
Mac
  • macOS 12～15

以下のエージェントコンポーネントが Secure Endpoint Agent 9.1.0.3 に関連付けられています。

エージェントまたはコンポーネント Windows バージョン Mac バージョン
コアエージェント コアエージェント (rpcnet とも呼ばれる) は、Secure Endpoint Console で管理されているデバイスに常駐する小さなソフトウェアクライアントです。コアエージェントが新しいデバイスに初めてインストールされた後、コアエージェントは Absolute モニタリングセンターへの最初の接続によりアクティブになり、デバイスは Absolute に登録されます。その後、コアエージェントは、24.5 時間ごとにスケジュールされた接続を行います。 (rpcnet) 994 976

コンポーネントマネージャー コンポーネントマネージャー (CTES とも呼ばれる) はコアエージェントに加えてインストールされ、デバイスの操作の開始やデバイスデータの収集を行うエージェントコンポーネントを管理します。ほとんどのエージェントコンポーネントは、ハードウェアポリシーやインストール済みアプリケーションポリシーなどのポリシーによって制御されます。コンポーネントマネージャーは通常、Absolute モニタリングセンターに少なくとも 15 分ごとに接続し、デバイスのデータを送信して指示を受け取ります。

(CTES)

 1.0.0.3512 1.0.0.3512

Core Service

(CTESPersistence)

 2.0.0.273 1.0.2.20

アンチマルウェア

(AVP)

 1.0.13.10 1.0.10.21

Application Resilience

(RAR)

 7.15.1.19 該当なし

カスタムデータ

(CDC)

 1.0.12.29 該当なし

Data Discovery

(DARAgent)

 9.1.3.8 9.1.3.3

デバイス利用状況

(DUR)

 1.0.9.2 1.0.7.29

エンドユーザーメッセージ

(EUM)

 1.0.4.3 1.0.3.2

ファイル削除

(SDD)

 1.0.9.10 1.0.8.3
フリーズ
(DFZ)		 1.0.8.10 1.0.5.4

フルディスク暗号化
(ESP)

 1.0.11.3 1.0.9.46

ジオロケーション

(GEO)

 1.0.12.12 1.1.1.20

ハードウェア

(HDP)

 2.0.16.5 1.0.13.2

インストール済みアプリケーション

(SNG)

 1.0.16.14 1.0.12.5

スーパーバイザーパスワードの管理


(PER)

 1.0.4.13 該当なし

Reach スクリプト

(ANS)

 1.0.4.8 1.0.6.5

Web 利用状況

(WMA)

 9.1.1.1 該当なし

ワイプ

(SDW)

 1.0.8.6 1.0.3.11

デバイスのコアエージェントとコンポーネントマネージドポリシーのバージョン番号は、そのデバイスの詳細 > 概要ページで確認できます。

Absolute for Chromebooks 拡張機能:2657

デバイスの Chromebook 拡張機能のバージョン番号は、デバイスレポートにエージェント列を追加することで確認できます。

エージェントの改良と修正

エージェントバージョン 9.1.0.3 では、以下の修正と改良が導入されました。

コンポーネント コンポーネントバージョン 修正と改良
Windows
アンチマルウェア
(AVP)		 1.0.13.10

  • AVP コンポーネントが更新され、検出されたアンチマルウェア製品の健全性ステータスがコンソール全体で一貫して報告されるようになりました。

Data Discovery

(DARAgent)

 9.1.3.8

  • パフォーマンスとセキュリティを改善しました。
ファイル削除
(SDD)		 1.0.9.10

  • SDD コンポーネントが更新され、全ファイル削除のワイプの処理が終了した後でデバイスが再起動するようになりました。
インストール済みアプリケーション
(SNG)		 1.0.16.14

  • SNGコンポーネントがアプリケーションの健全性情報の収集を担うようになりました。もっと見る

  • SNG コンポーネントが更新され、検出されたアンチマルウェア製品およびフルディスク暗号化製品の健全性ステータスがコンソール全体で一貫して報告されるようになりました。
ワイプ
(SDW)		 1.0.8.6

  • SDW コンポーネントが更新され、暗号化ワイプの処理が終了した後でデバイスが再起動するようになりました。
Mac

Data Discovery

(DARAgent)

 9.1.3.3

  • パフォーマンスとセキュリティを改善しました。
フリーズ
(DFZ)		 1.0.5.4

  • DFZ コンポーネントが更新され、デバイスのフリーズ解除コードを入力できるようにフリーズメッセージは常にアクティブなウィンドウになりました。

エージェントバージョン 9.1.0.2 では、以下の修正と改良が導入されました。

コンポーネント コンポーネントバージョン 修正と改良
Windows
アンチマルウェア
(AVP)		 1.0.12.11
  • AVP コンポーネントが更新され、最も一般的なアンチマルウェア製品の名前がコンソール全体で標準化されました。
  • アンチマルウェア製品の検出されたバージョンが、コンソール全体で一貫して表示されるようになりました。
Application Resilience 7.15.1.19

  • BitLocker Drive Encryption では、デバイスの TPM が有効でない、またはバージョンが想定されるバージョンではないことを RAR コンポーネントが検出したときに、「不適合」ステータスが報告されるようになりました。
フルディスク暗号化ステータス
(ESP)		 1.0.11.3

  • ESP コンポーネントが更新され、最も一般的なフルディスク暗号化製品の名前がコンソール全体でより一貫性を持って表示されるようになりました。

  • 場合によっては、ESP コンポーネントがデバイスにインストールされた暗号化製品を検出できないことがありました。この問題が修正されました。
インストール済みアプリケーション
(SNG)		 1.0.16.1
  • SNG コンポーネントが更新され、最も一般的に使用されるアンチマルウェア製品とフルディスク暗号化製品の名前がコンソール全体でより一貫性を持って表示されるようになりました。
Mac
ハードウェア
(HDP)		 1.0.13.2

  • 安定性を改善しました。
インストール済みアプリケーション
(SNG)		 1.0.12.5

  • macOS 12 デバイスでの FileVault 情報の報告機能が改善されました。

  • パフォーマンスを改善しました。

エージェントバージョン 9.1.0.1 では、以下の修正と改良が導入されました。

コンポーネント コンポーネントバージョン 修正と改良
Windows
Endpoint Data Discovery
(DARAgent)		 9.1.1.1

  • セキュリティを改善しました。
インストール済みアプリケーション
(SNG)		 1.0.15.61

  • 安定性を改善しました。
Web 利用状況
(WMA)		 9.1.1.1

  • セキュリティを改善しました。
Mac
デバイス利用状況
(DUR)		 1.0.7.29

  • DUR コンポーネントが更新され、macOS 15 をサポートするようになりました。

Endpoint Data Discovery

(DARAgent)

 9.1.1.1

  • セキュリティを改善しました。
ハードウェア
(HDP)		 1.0.12.46

  • HDP コンポーネントが更新され、macOS 15 をサポートするようになりました。

    macOS 15 を実行しているデバイスでは、Wi-Fi アダプターの速度を検出できないため、各 Wi-Fi アダプターの速度フィールドは空欄となります。
インストール済みアプリケーション
(SNG)		 1.0.11.40

  • パフォーマンスを改善しました。